ライブスチームの運転


735. 5インチゲージ ノース・イースタン・レイルウェイ クラスーT 1272 (その8)  (R5.8.2掲載)

 (その7の続きです)

試運転を終えて、これから火を落とし、ボイラーの水を抜き、煙管・煙室を掃除します。


掃除前の煙室内です。オガ炭を焚いていましたので、汚れや灰の量が少ないと思います。


 煙室内を見ていきます。この機関車は過熱式のようです。 加減弁を開けると、蒸気(生蒸気)はここ()を通って、円筒(過熱管寄せ?)に入り、 そして、3つに分岐して(↓ ↓ ↓)、それぞれ過熱管に入っていきます。


 過熱管から出てきた蒸気(過熱蒸気 ↓ ↓ ↓)は円筒(過熱管寄せ?)に入り、 今度は2つに分岐し(↓→↓←)、 そして1つになって(、主蒸気管)、煙室の下に向かいます。 そして、煙室から出た後、2つに分岐して、左右の蒸気室/シリンダーに入るものと思われます。


これ()は吐出管(ブラストノズル)です。 こちら()はブロアーの配管です。


吐出管(ブラストノズル)付近をアップして見てみます。 通風孔(ブロアーを効かす小穴)があると思うのですが、よく分かりません。


それでは、煙突の上から見てみます。画像の上側が機関車の前方向です。


アップして見てみます。小穴らしきものがありますが(→ ←)、 これが通風孔なのか、不明です。


 火室を下から見てみます。画像の左側が機関車の前方向です。 火室は第4動輪の間にあり、これ()が第4動輪の車軸です。 車軸の前方の四角い穴()は、火室への空気の取り込み口でしょうか。 また、後方にも、四角い穴()があります。火格子らしきものが見えます。 これも、火室への空気の取り込み口でしょうか。


後片づけ終了後、衣浦鉄道倶楽部 N分科会の皆さまが、教室でジオラマの運転会を行っておられると聞き、 お邪魔してきました。


さんが線路に近寄ってきました。 そこをドクターイエローが猛スピードで駆け抜けていきます。 「羊さ〜〜〜ん、危ないよ!!!。」


よく見ると、架線(がせん)が見当たりません。 でも、ドクターイエローは走っています。 模型の世界は不思議で楽しいです。


 
 ドクターイエローが駆け抜けた線路の内側の線路を、 ナローゲージと思われる機関車がトコトコと走ってきました。ホイットコム(ガソリン機関車)でしょうか。 サイドにK・C・Fと書かれています。 ドクターイエローが駆け抜けた線路と、なんとゲージが同じです!!!。 楽しいです。


 オーナーさまがこの機関車を入手された頃、「驚いたことに火室に灰がら、ブローダウンバルブから大量の水が出てきました。 走行させるまでの道のりは遠そうです。」と伺っていました。 また、OS法隆寺定例運転会において、OSさまのライブスチームコレクション販売で入手された他のオーナーの皆さまが、 それぞれ機関車を走らせるのにご苦労されている姿を見てきました。今回の試運転は、見事成功裏に終了しました。 オーナーさまの8620形のテンダーを利用するアイデアと修復技術の高さによるものと思います。おめでとうございます!!!。
 なお、試運転時にチェックする事項は、 588.ライブスチーム(模型蒸気機関車)試運転時のチェック事項(その1)(R3.6.12掲載)と、 598.ライブスチーム(模型蒸気機関車)試運転時のチェック事項(その11)(R3.7.24掲載)を参照していただければと思います。

(その7へ戻ります)  


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