昨年(令和4年)8月7日(日)、よさみ鉄道倶楽部の定例運転会において、OS製コッペルとクラウスを持ち込んで、
ボイラーの水圧試験を行ったところ、クラウスの加減弁ハンドルが回らないことが判明しました。
その修復模様を 703〜704.加減弁ハンドルが回らない!!! でレポートしましたが、
それ以外にも不具合がありました。
令和5年5月3日(水)撮影

<私のOS製 3.5インチゲージ クラウスの不具合状況>
@.加減弁ハンドルが回らない → 令和5年3月21日(祝)、修理完了しました。
A.テコ式逆転機の支点のネジが外れている → 今回、レポートします。
B.公式側サイドタンクの水槽から水が漏れる → 今回、レポートします。
AとBも、@と同様、昨年8月7日(日)に行った、ボイラーの水圧試験において、不具合が見つかりました。
その意味でボイラーの水圧試験を行った成果はあったと言えるのかもしれませんが・・・。
ともかく修理しないと、走らすことができません。
画像は、テコ式逆転機を修理するには非公式側サイドタンクを取り外す必要があり、そのために運転室の上・前・両サイドの囲いを取り外したところです。
次に非公式側サイドタンクを取り外します。
タンクの前後2箇所で留めているネジを緩めるため、機関車を立てました。
これまでは横倒ししていましたが、OS法隆寺定例運転会において、
いつもクラウスを快調に走らせておられるオーナーさまに立てられることを教えていただきましたので。
アップして見てみます。これ(←)は非公式側の第2動輪です。
この2つのナット(← →)を緩めます。
サイドタンクの下側にありますので、機関車を立てるか横倒しにする必要があります。
サイドタンクを取り外す前に、ハンドポンプからの送水管を逆止弁から外しておきました(↓)。
また、リバーシングロッド(逆転機の作用棒)をリバーシングアームから外しておきました(→)。
サイドタンクを取り外し後の画像です。
リバーシングギアレバー(逆転テコ)の支点(←)は、
本来、ここ(↑)にネジ留めされているのですが、
ご覧の通り、ネジが無くなり、自由に動いてしまいます。
組立説明書を見ると、M2.6の皿ビスで留めるよう、指示されています。
幸い手持ちがありました。
また、リバーシングギアレバー(逆転テコ、←)とリバーシングロッド(逆転機の作用棒、↑)が軽く動くように締め(←)、
更に裏側から瞬間接着剤などでビスが緩まないように固定するよう指示されています。
しかし、裏側から瞬間接着剤を付けるには、サイドタンクから取り外すなど、かなり面倒なことになるので、
瞬間接着剤を付けるのをやめました。今後また、皿ビスが緩んだら今回同様に処置すればいいと考えました(手抜き???)。
サイドタンクを取り外した時と逆の手順で取り付け、立てた機関車を元に戻しました。
これで、A.テコ式逆転機の修理は終了とします。次はB.公式側サイドタンクの水槽の修理を行います。
サイドタンクアッパープレート(上蓋)を取り外すため、
軸動ポンプと、サイドタンクアッパープレート上にあるフィードバックバルブとを繋ぐ配管を外しました(←)。
そして、サイドタンクアッパープレートを取り外しました。
なお、水が漏れる箇所を特定するため、この後、サイドタンクの水槽に水を入れますので、部屋からベランダに運んできました。
クラウスは両手で持ち上げて運ぶことができますので。
サイドタンクの前方です。ご覧の通り、サイドタンクの内側にウォータータンクがありますが、
どこから漏れるのか、見た目ではよく分かりません。
サイドタンクの後方です。前方より深くなっており、
底の穴(←)から軸動ポンプに送水されます。
(その2に続きます)
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