(その3の続きです) ボールドウィンモーガルの運転室付近です。 ボールドウィンモーガルの運転室
ボールドウィンモーガルの運転室の各機器を見ていきます。 @ : フィードバックバルブ 形状からフィードバックバルブだと思われます。ボイラーに給水する量を調整します。 一度に大量に給水すると、ボイラー蒸気圧が低下する恐れがありますので、 全閉する場合は、短時間に留めます。 A : シリンダードレンコックレバーハンドル??? これは何でしょうか?。シリンダードレンコックレバーハンドルでしょうか?。 右の画像は非公式側のシリンダードレンコック付近です。 B : ブレーキレバーハンドル??? これは何でしょうか?。ブレーキレバーハンドルのように見えますが、そうでしょうか?。 C : 水面計 水面計です。ボイラーにどれ位水が入っているのか、水位を示します。 火を入れたら火を落とすまで、注視します。 D : 通風弁(ブロアーバルブ) 通風弁(ブロアーバルブ)です。 石炭やオガ炭を焚く場合、その燃焼にブロアーバルブの開閉は密接に関わりますが、 ガス焚きの場合はどうなのでしょうか?。 ガス焚きの経験はほとんどなく、開閉操作のイメージがわかなくて・・・。 E : 加減弁ハンドル 加減弁ハンドルです。ネジ式です。 左に回すと加減弁が開いて、蒸気が蒸気室/シリンダーに送られて機関車が走りだします。 減速するときや停車する時は、右に回します。 緊急停車する場合、慌てて ”左” に回さないように注意します。 電動系車輛の多くのコントローラーは、つまみを左に回すと停車しますので、それと混同しないよう注意します。 私はイザというときに、左に回してしまい、前方の停車車輛に追突しそうになったことがあります。 イザという時は”右”と意識して運転するといいと思います。 F : ガスバーナー ガスバーナーです。 前方に隙間があり(→)、青い炎が見えます。 この隙間からも燃焼に必要な空気を火室内に取り込んでいるのでしょうか。 この溝(←)は、バーナーの位置を前後にスライドさせて調整するためでしょうか。 ガス焚きの利点は、火を入れたり、火を取り除くことが速やかにできるなど、火の管理が比較的容易なことだと思います。 この機関車は、いついらっしゃるか分からない乗車希望のお客さまの求めに応じた”走行”と、”待機”を繰り返しますので、 石炭焚きではなく、ガス焚きにされたのかもしれません。 (その3へ戻ります) (その5に続きます) |