(その6の続きです)
動輪舎製C563です。
本線走行から戻ってきました。
煙突の上に何かが、乗っています。
飛散防止具です。
煙突から排出された飛散物(高温の灰など)が、お客さままで飛んで、火傷をおったりするのを防止するために、
オーナーさまが製作されまして、今回、そのテストとして、装着されました。
夏場は、お客さまはTシャツや短パンなどの服装で、肌が露出していますので、
そこに飛んできて火傷する恐れがあります。
飛散物により穴の開いた服
また、合成せんいで作られた衣類に飛散物が落下すると、穴が開いてしまうことがあります。
20年ぐらい前にOS製ロケット号のスチームアップをすぐ近くで見ていたら、飛散物により服に穴が開いてしまいました(左と中央の画像参照)。
材質は右の画像の通り(□内)、ちょっと見づらいのですが、「ポリエステル」と「ナイロン」です。
どちらも、石油を原料としています。割合はポリエステル85%、ナイロン15%でしょうか。
この出来事から、私は燃えにくいと思われる、綿100%の上着とズボンを着用することとしています。
飛散防止具の網目 公式側煙室付近
動輪舎製C563に戻ります。以前、製作された飛散防止具は吐出管からの排蒸気の勢いが強く、すっ飛んでしまったそうで、
今回、ストッパー(抜け止め)を追加工されました。
石炭はOSさまのウエールズ炭のグレインを使用されました。
結果、網目が細かく、網目にはスチームオイルがべったりとなっています(左の画像参照)。
また、スチームオイルが下方に吹き飛ばされて、機関車は油まみれとなっています(右の画像参照)。
「飛散防止の目的としてはOKですが、あまり網目が細かいと、このようになってしまいます。」とのことです。
こちらは、動輪舎製C56124です。
こちらの飛散防止具は半球面状で、
網目は動輪舎製C563のより、少し粗目です。
ミニSLで不特定多数のお客さまを運客する場合、安心・安全であることがとても重要だと思います。
しかしながら、残念ながら事故がおこってしまうことがあります。
そして、事故によりお客さまが負傷などされてクレームとなると、その説明などの対応と、再発防止策の検討と実施をすることになります。
煙突からの飛散防止策としては、
@燃料の選択、A飛散防止具を煙突に装着する、B機関車の煙突からお客さままでの距離を離す、
の3つ観点から対策を考えてもいいのかなと思います。
@燃料の選択においては、もっとも高温の灰が飛びやすいのは、おそらく木炭、
次がオガ炭、最後が石炭だと思います。
Bの対策においては、機関車の次位に補給用の石炭や水やスチームオイルを積載した貨車を連結して、
お客さまとの距離をとっている方もいらっしゃいます。
「安全第一」とし、事故を防止しお客さまと一緒に楽しむためにも、
更に対策を検討していきたいと思います。
私のOS製コッペルです。
営業列車のコースを6周走行してきました。
軸動ポンプとハンドポンプは正常に動作し、ボイラーへの給水に問題はありませんでした。
画像は参加されたメンバーの方との記念写真です。
2日目の朝
2日目の朝です。宿泊したコテージの玄関横の花が綺麗です。
猛暑地の自宅と違って、白馬の朝は快適です。
朝食の時間まで、散策します。
左の画像は、白馬ミニトレインパーク ログコテージ・エポックの看板と、
右側の建物がメイン棟で、1階が朝食会場です。
右の画像は、看板をアップして見たものです。
平成29年(2017年)8月20日撮影 令和5年(2023年)8月26日撮影
えぽっく駅に向かって右側には、
以前は、左側の画像の通り、EF8110が展示されていましたが、
今回は、右側の画像の通り、ヨ8000形車掌車(ヨ8591)が展示されています。
EF8110はどこにいったのでしょうか。
(その6へ戻ります) (その8に続きます)
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