(その3の続きです)
5インチゲージ OS製 BR24です。
オーナーさまに本日の調子をお伺いしたところ・・・。
軸動ポンプからの給水が不調とのことです。
困ったときはOSさまです。診ていただくこととします。
左の画像は非公式側から見た軸動ポンプを駆動する、エキセントリック/エキセントリックタンブラーです(↓)。
アップして見たのが、右の画像です。
OSさまがエキセントリック/エキセントリックタンブラーに、
何かを吹きかけています。
撮影させていただきました。防錆浸透剤LAP−Sと表示されています。
有機モリブデンが配合されているのがポイントのようです。
私も使ってみようと思い、ネットで価格を調べてみると、1200円から1500円(税込)ぐらいのようです。
軸動ポンプの上から熱湯をかけています。ポンプの中に入っているステンレスボールの固着を疑っているのでしょうか。
軸動ポンプが不調の原因として、@軸動ポンプの中に入っているステンレスボールの固着(入(下)側と出(上)側で、計2個入っています)(ポンプ本体の不具合)、
Aエキセントリック/エキセントリックタンブラーの不具合、ピストンシャフトとエキセントリックタンブラーとの接続の不具合(ポンプの駆動系の不具合)、
B軸動ポンプに水が送られていない(水の入側の不具合)、C逆止弁の不具合(水の出側の不具合)などが考えられます。
テンダー前部の非公式側にフィードバックバルブを開いたときの戻りのパイプが見えなかったので、
銅パイプを見える位置に曲げました(↑)。画像は曲げた後です。
左の画像の□内をアップして見たのが、右の画像です。
また、テンダー前部の公式側にある、
ハンドポンプの延長ハンドル(→)が重いとのことで、
防錆浸透剤LAP−Sをプランジャに吹きかけました。
すると、驚くほど軽くなりました。扱いに慣れてくると、延長ハンドルの重さ加減で不具合が分かってきます。
プランジャをシリンダに押し込むと、延長ハンドル(→)が戻ってくる場合は、
出(上)側のステンレスボールが固着している可能性があります。
その時はタンクに熱湯を入れて、延長ハンドルを前後動させるといいと思います。大抵は回復しますので。
(その3へ戻ります) (その5に続きます)
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