(その2の続きです)
逆転機の操作方法
次に逆転機の操作方法を教えていただきました。
逆転機(→)は実機通りのネジ式です。
走りはじめたら、クルクルとハンドルを回して、カットオフをきかせると、歯切れのいいブラストがするとのことです。
是非、試してみたいところです。が、ハンドル操作に夢中になって、前方の注意を怠り、追突してしまったら大変です。
それゆえ、まずは前進フルギアのままで、走行することとしました。
ブレーキの操作方法
次はブレーキ(→)の操作方法を教えていただきました。
ハンドル(↑)を反時計回りに回すとブレーキがかかり、
時計回りに回すとブレーキが緩みます。
以前、とあるライブスチームメーカーさまの国鉄機において、蒸気ブレーキをかけると、
制輪子ががっちりと動輪に押し付けられてロックしてしまい、
動輪が線路上を滑走してしまいましたので、ライブスチームにおける蒸気ブレーキは、実用性は乏しいものと思っていました。
しかし、その認識は正しくありませんでした。
オーナーさまから、動輪をロックしないよう、穴を開けて蒸気を適当に逃がすようにされたそうです。
実際に試してみて、最良となるよう、調整されたそうです。
このレイアウトの下り勾配箇所において、ハンドルを反時計回りに少し回すとブレーキがかかり、
時計回りに回すとブレーキが緩みました。回し加減で素早く反応し、調整しやすく、びっくりしました。
これなら、白馬ミニトレインパークのトンネルコースの延々と続く下り勾配箇所も安心です。
画像は非公式側の第3動輪と制輪子です。
フィードバックバルブの操作
次は、フィードバックバルブ(←)です。
操作し易い位置にあります。
ブロアバルブの操作
次は、ブロアバルブです。
上部に4つ並んでいるバルブのどれかを教えていただきました(↓)。
オガ炭を焚いており、ウェールズ炭のような強い通風を要しないので、
開閉操作はしませんでした。また、走行中にオガ炭を投炭することもしませんでした。
ベテランのオーナーさまですので、おまかせでいいと思いましたので。それゆえ、運転操作に集中することができました。
ホイッスルバルブの操作
次は、ホイッスルバルブです。ホイッスルは2つあるとのことです。
これ(↑)を下に引くと、蒸気ドームの横にある汽笛が鳴動します(右の画像参照)。
実機と同じ形状です。模型の世界では、残念ながら実機のような重低音を出すことは難しく、甲高い音になります。
実機のような音に少し近づけたのが、こちら(↓)のホイッスルバルブです。
運転席
テンダーに座って運転操作しますが、”運転席から落ちないように”とのことです。
C56形は、後進時に進行方向が見易いよう、テンダーの左右端が切り欠いてあるため幅が狭いので、
ポイント通過時や曲線などで落ちないよう、注意します。
この機関車の運転操作方法を一通り教えていただいたところで、テンダーに乗りました。
このレイアウトを走行するのは勿論はじめてで、加えて、駅の周りは樹木が生い茂っていて、
レイアウトの全体がよく分かりません。つまり、どこをどのように進行していくのか、分からないのです。
しかしながら、オーナーさまにテンダーの次位に連結した乗用台車に乗っていただきましたので、心配無用です。
それでは出発します。教えていただいた通り、親指で支点をつくり、他の指で加減弁テコハンドル(↑)をゆっくりと引きはじめました。
さらにゆっくりと引いていくと、やがて機関車が走りはじめました。とてもスムーズな/やわらかな動きです。
機関車は左方向に向かい、そして外周に出ました。
時折、運転室右側にあるボイラーの圧力計(↓)を確認します。
加えて、運転室左側にある水面計も確認します(左の画像参照)。
走行中、次第に水位が上昇し、満水になりそうでしたので、
フィードバックバルブ(←)を全開する場面がありました。
(その2へ戻ります) (その4に続きます)
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