ライブスチームの運転


801. ”八王子運転会”にお邪魔してきました!!!。 (その3)  (R6.6.1掲載)

 (その2の続きです)

逆転機の操作方法
 
 次に逆転機の操作方法を教えていただきました。 逆転機()は実機通りのネジ式です。 走りはじめたら、クルクルとハンドルを回して、カットオフをきかせると、歯切れのいいブラストがするとのことです。 是非、試してみたいところです。が、ハンドル操作に夢中になって、前方の注意を怠り、追突してしまったら大変です。 それゆえ、まずは前進フルギアのままで、走行することとしました。


ブレーキの操作方法
 
 次はブレーキ)の操作方法を教えていただきました。 ハンドル()を反時計回りに回すとブレーキがかかり、 時計回りに回すとブレーキが緩みます。 以前、とあるライブスチームメーカーさまの国鉄機において、蒸気ブレーキをかけると、 制輪子ががっちりと動輪に押し付けられてロックしてしまい、 動輪が線路上を滑走してしまいましたので、ライブスチームにおける蒸気ブレーキは、実用性は乏しいものと思っていました。


 しかし、その認識は正しくありませんでした。 オーナーさまから、動輪をロックしないよう、穴を開けて蒸気を適当に逃がすようにされたそうです。 実際に試してみて、最良となるよう、調整されたそうです。 このレイアウトの下り勾配箇所において、ハンドルを反時計回りに少し回すとブレーキがかかり、 時計回りに回すとブレーキが緩みました。回し加減で素早く反応し、調整しやすく、びっくりしました。 これなら、白馬ミニトレインパークのトンネルコースの延々と続く下り勾配箇所も安心です。 画像は非公式側の第3動輪と制輪子です。


フィードバックバルブの操作
 
次は、フィードバックバルブ)です。 操作し易い位置にあります。


ブロアバルブの操作
 次は、ブロアバルブです。 上部に4つ並んでいるバルブのどれかを教えていただきました()。 オガ炭を焚いており、ウェールズ炭のような強い通風を要しないので、 開閉操作はしませんでした。また、走行中にオガ炭を投炭することもしませんでした。 ベテランのオーナーさまですので、おまかせでいいと思いましたので。それゆえ、運転操作に集中することができました。


ホイッスルバルブの操作
 
 次は、ホイッスルバルブです。ホイッスルは2つあるとのことです。 これ()を下に引くと、蒸気ドームの横にある汽笛が鳴動します(右の画像参照)。 実機と同じ形状です。模型の世界では、残念ながら実機のような重低音を出すことは難しく、甲高い音になります。 実機のような音に少し近づけたのが、こちら()のホイッスルバルブです。


運転席
 テンダーに座って運転操作しますが、”運転席から落ちないように”とのことです。 C56形は、後進時に進行方向が見易いよう、テンダーの左右端が切り欠いてあるため幅が狭いので、 ポイント通過時や曲線などで落ちないよう、注意します。


 この機関車の運転操作方法を一通り教えていただいたところで、テンダーに乗りました。 このレイアウトを走行するのは勿論はじめてで、加えて、駅の周りは樹木が生い茂っていて、 レイアウトの全体がよく分かりません。つまり、どこをどのように進行していくのか、分からないのです。 しかしながら、オーナーさまにテンダーの次位に連結した乗用台車に乗っていただきましたので、心配無用です。


 
 それでは出発します。教えていただいた通り、親指で支点をつくり、他の指で加減弁テコハンドル()をゆっくりと引きはじめました。 さらにゆっくりと引いていくと、やがて機関車が走りはじめました。とてもスムーズな/やわらかな動きです。 機関車は左方向に向かい、そして外周に出ました。 時折、運転室右側にあるボイラーの圧力計)を確認します。


 
 加えて、運転室左側にある水面計も確認します(左の画像参照)。 走行中、次第に水位が上昇し、満水になりそうでしたので、 フィードバックバルブ)を全開する場面がありました。

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