(その3の続きです) 引き続き、弁装置などにマシンオイルを注油します。 バルブガイドバー(↓)とバルブクロスヘッドガイド(↓)との摺動部に注油します。 エキスパンションリンク(→)とダイブロック(↑)との摺動部に注油します。 逆転機のテコハンドルを前後に動かすと、ダイブロック(↑)が上下に動きますので、 しっかりと注油しておきます。 バルブエキセントリックカム(→ ←)とバルブエキセントリックタンブラー(↓ ↓)との回転部に注油します。 また、その他の回転・摺動部にも注油します。 次に非公式側の弁装置などにも、公式側同様にマシンオイルを注油します。 横倒しにした機会をとらえて、機関車下部のつくりを見ていきます。 画像は、公式側が上側です。サイドタンクの水は ← ↓ ← と通って、 軸動ポンプの下側に常に来ています。 第1動輪の車軸の、エキセントリックとエキセントリックタンブラー(↓)がつくり出す前後動で、 軸動ポンプを駆動しますが、ラム(プランジャ)の動き(ストローク)を出来るだけ大きくするためか、 軸動ポンプ本体(↑)は第2動輪の車軸に近い位置にあります。 そして、サイドタンクの水を軸動ポンプに送る配管が、第2動輪の車軸の下側を通っています(↑)。 エキセントリックとエキセントリックタンブラー(↓)がつくり出す前後動は、 軸動ポンプを駆動するほかに、機械式給油器(→)も同時に駆動させます。 ロッド(↓)の一端はエキセントリックタンブラーに連結しており(↑)、 もう一端は機械式給油器に連結しています(↑)。 エキセントリックとエキセントリックタンブラー(↓)が車軸の中央にあるのに対し、 機械式給油器との連結箇所(↑)が非公式側に寄っていますので、 ロッド(↓)は真っ直ぐではなく、車軸の下付近で曲げてあります。 機関車の後部です。運転室の下にアッシュパンがあります。 ここ(←)を押すと、アッシュパンの後方(←)が開きます。 接続箇所はここ(↑)です。 押している手を離すと、バネ(→)により、アッシュパンが閉まり、元に戻ります。 これは私のクラウスです。以前、撮影した画像です。 アッシュパンを開くときは、このレバー(←)を押します。 私のクラウスは最初の頃のロットです。その後、一つ前の画像のような開き方に、仕様変更になったようです。 アッシュパンをよく見ると、バネの近くの左右2箇所に小さな穴があります(← ←)。 この穴は何のために開けたのでしょうか。 アッシュパンの後方の隙間から空気を火室内に取り込んでいるものと思われますが(2つ前の画像の←辺り)、 この穴からも空気を少し取り入れたかったのでしょうか?。 (その3へ戻ります) (その5に続きます) |