ライブスチームの運転


895. つくで高原模型鉄道倶楽部 令和7年3月 定例運転会 (その2)  (R7.4.26掲載)

 (その1の続きです)
平岡さま設計 クライマックス(50−TON CLIMAX)
平岡さま設計のクライマックス(50−TON CLIMAX)の煙室戸です。 ””は、5作目の意味でしょうか?。


 煙室戸を裏返ししました。真鍮棒を幅35mmに切断してもらい購入し、そこから削り出したそうです。 材料費が数万円?かかったそうです。持ってみると、ずっしりと重いです。


 煙室部分をボイラー側から見た画像です。 取り付け後は、この角度から見ることはできません。 これ()は給気側で、蒸気室/シリンダーに向かいます。 これ()は、ブロアーの配管です。 これ()は吐出管で、 吐出ノズル(ブラストノズル)からペチコート()・煙突に向かって、 排気を噴き上げて通風を効かせます。 これ()は煙室の取り付け用で、ボイラーに取り付けます。


 ボイラーの煙室側です。 加減弁を開けると、蒸気はここ()から出て、 前の画像のここ()まで、 パイプで接続し、蒸気室/シリンダーに向かいます。煙管は、上から4本 3本 4本 1本の計12本です。 大煙管はなく、飽和蒸気式のようです。


 3.5インチゲージではボイラーの板厚は2mmのようですが、 こちらは5インチゲージですので、板厚3mmとされたそうです。 3mmの方が曲げ加工などで製作が大変かと思ったのですが、 削り代があるので、むしろ2mmより、加工し易いそうです。


ボイラーの公式側です。
 @ : 給水口
       
      給水口です。公式側から見たのが左の画像で、上から見たのが右の画像です。 スチームアップを行う前に、ここからボイラーに水を入れるものと思われます。


 A : 蒸気溜
      
      蒸気溜です。


      
      蒸気溜を上から見た画像です。 これら(← ←)は、安全弁です。 3.5インチゲージでは使用圧力は、7kgf/cmのようですが、 5インチゲージのこの機関車も同じでしょうか。
      一方、これ()は何か、分かりますでしょうか?。 空気弁(スニフティングバルブ)だそうです。 惰性走行時に吐出ノズル(ブラストノズル)から煙などを吸い込む(逆流)のを防止します。 蒸気室付近によくありますが、この機関車ではここにあります。

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