ライブスチームの運転


896. つくで高原模型鉄道倶楽部 令和7年3月 定例運転会 (その3)  (R7.4.30掲載)

 (その2の続きです)
平岡さま設計 クライマックス(50−TON CLIMAX)
引き続き、ボイラーの公式側を見ていきます。
 B : 軸動ポンプからの給水の逆止弁
      
      軸動ポンプからの給水の逆止弁です。 横型ですので、おそらくこの中(内)にステンレスボールと、 ステンレスボールを弁座に押し付けるための、バネが入っているものと思われます。 圧力下においては、バネの力にボイラー蒸気圧が加わり、ステンレスボールを弁座に押し付けていますので、 その押し付けている力に勝たないと、ボイラーに給水することはできません。


      フィードバックバルブが閉まっている時
      
      軸動ポンプから送り出された水は、フィードバックバルブが閉まっていると、 ↑ ← ←と、 逆止弁を通過して、ボイラーに入ります。


      フィードバックバルブが開いている時
      
      フィードバックバルブが開いていると、軸動ポンプから送り出された水は、 ↑ → → と、運転室方向に向かいます。


      
      前の画像の内をアップしてみた画像です。 フィードバックバルブ()が開いていると、 前方からきた水()は、 こちら()に行き、水槽に向かうものと思われます。


 C : ボイラーのブローダウンバルブ
      
      ボイラーのブローダウンバルブです。 ボイラーの水を抜く時に開けます。出側が上を向いているのは()、 ボイラーを台に置くためであり、下回りに乗せる時は、本来の下向きにするものと思われます。


 ボイラーの非公式側です。 ここ()はプラグで塞いでありますが、 公式側と同様に逆止弁が付けられ、 おそらくハンドポンプからの給水に使われるものと思われます。


クライマックス(CLIMAX)の運転室
クライマックス(CLIMAX)の運転室です。 各機器を見ていきます。

 @ : フィードバックバルブ
      
      フィードバックバルブです。 走行中にバルブを開けると、軸動ポンプから送り出された水はボイラーに入らず、ここ()を通って、 水槽に向かうものと思われます。

(その2へ戻ります)   (その4に続きます)  


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