ライブスチームの運転


899. つくで高原模型鉄道倶楽部 令和7年3月 定例運転会 (その6)  (R7.5.10掲載)

 (その5の続きです)
平岡さま設計 クライマックス(50−TON CLIMAX)のボイラー
 倶楽部の別のメンバーの方がスチームアップで使用するために持参されたコンプレッサー()を繋いで、 圧縮空気を取込んでいます()。ボイラーの圧力計の針が、ゆっくり上昇していきます。 つまり、漏れがないということです。 なお、下回りが完成し、その上にボイラーを乗せて、加減弁を開けてシリンダーに圧縮空気を入れると、動輪の回転などの試験ができます。


 前の画像のここ()のあたりの画像です。 圧縮空気は↑ ↑ ↑と通って、 逆止弁)を通過して、ボイラーに入ります。 なお、この逆止弁)は縦型ですので、 中にバネは入っていないと思われます。

 以前からオーナーさまが、ライブスチームを製作する上で最も難しいと思われるボイラーの製作に、 チャレンジされていることを知っていました。 私もボイラーの製作をしようと、銅パイプを購入したことがあります。そのとき、製作しようとしたのは、 1番ゲージのアルコール焚きの水管式ボイラーです。 アスターホビーさまの初期の頃の機関車の、スクールズ8550などのボイラーです。 購入したのは40年ぐらい前ですが、いまだに手つかずです。 それに比べて、5インチゲージの煙管式ボイラーを作ることは、とても難しいと思います。 銅板の曲げ加工、ステー・煙管・管板などの銀ロウ付け。 そして、常用圧力の2倍の水圧試験をクリヤする必要があり、 この機関車の常用圧力は0.7MPaのようですので、 1.4MPaもの高圧に耐えなければなりません。 そうしたボイラーを作り上げてしまわれたのです。驚きと共に、オーナーさまに敬意を表します。


さて、電動車両のチェーンが緩んで飛んでしまう件の修理が進み、線路に乗せて、試験走行しようとしています。


試験走行してみると、走行はするのですが、どこかから異音がします。その原因箇所を調べています。


車両を裏返しにして、調べています。


これ()が従動スプロケットで、 こちら()が駆動スプロケットです。


どうやら、チェーンがフレームと接触しているのが原因のようで、フレームをグラインダーで削っています。


削った後です(↓↓↓↓↓)。


 
再度試験走行しています。今度はどうでしょうか?。 → → → → → どうやら異音の発生はなく、大丈夫そうです。

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