ライブスチームの運転


905. よさみ鉄道倶楽部 令和7年4月 定例運転会 (その3)  (R7.6.1掲載)

 (その2の続きです)
 オーナーさまによると、もともとこのエンジンは、逆転できなかったそうです。 それを逆転できるようにされたのです。


 
逆転機です。 テコ式で、前進2歯、後進2歯です。この逆転機、見たことがありますでしょうか?。
そうです。OS製です。画像では、ミッドギアにセットされています。


 
前進で走行している時の画像です。テコハンドルは、手前に倒れています(右の画像参照)。


テコハンドルを手前に()倒したときの動きを見ていきます。


 
テコハンドルが倒すときの支点は、作用点の下にありますので、 テコハンドルを手前に倒すと、作用点に連結している逆転棒が手前に引かれます(← ←)。


逆転棒が手前に引かれると()、 ここ()を支点にして、 ここ()が上がります。


ここ(↑ ↑)が上がると、 ここ()を支点にして、 ここ()が時計回りに上がり、 ここ()が左に(時計回りに)動きます。


ここ()が左に動くと、 ここ()も左に動き、加減リンクが左に動き、 滑り子は加減リンクの右側に位置することになります。


 一つ前の画像のこれ()は手前にあるだけではなく、 向こう側にもあります(この画像の)。 つまり、加減リンクを手前側と向こう側の両側から挟んでいるのです。 また、滑り子が加減リンクの右側に位置するということは、 加減リンクの右側に連結している、この偏心棒()が前進の偏心棒で、 加減リンクの左側に連結している、この偏心棒()が後進の偏心棒ということになります。


 
 反対側(公式側)です。 この棒()の回転運動が、 この棒()を動かします。 なお、2つ前と3つ前の画像の  が、 この画像の  で、 画像手前のエンジンの、それに相当するのが、これ()です。 加減リンクをアップして見たのが、右の画像です。

(その2へ戻ります)   (その4に続きます)  


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