ライブスチームの運転


906. よさみ鉄道倶楽部 令和7年4月 定例運転会 (その4)  (R7.6.4掲載)

 (その3の続きです)
 フライホイールです。 斎藤製作所の船舶用スチームエンジンにも有ります。 フライホイールは、回転エネルギーを蓄え、また、回転運動を安定させるようです。


一般に(OS製クラウスなど)、軸動ポンプを駆動する、偏心棒の前後動により、 機械式給油器を駆動しますが、 この機関車では、フライホイールの回転運動を利用しており、この棒()により、 機械式給油器を駆動します。


フライホイールの中心部です。 フライホイールの中心点から、わずかにズレた位置に、棒を連結しています。


2つ前の画像の  が、 この画像の  です。 この棒()の左右動により、 これ()が振り子のように動き、機械式給油器を駆動します。


反対側(公式側)から見た機械式給油器です。 給油器から送り出されたスチームオイルは、 上方に向かいます(→ ↑ ↑ ↑ →)。


 非公式側から見てみます。 スチームオイルは、↑ ↑ ↑と上方に向かいます。 そして、給気管を通ってきた()蒸気と混じります。 そして、スチームオイルと混ざった蒸気は左右に分岐して()、 それぞれ蒸気室/シリンダーに入ります。


 給気管との合流箇所をアップして見てみます。 合流する直前に逆止弁があるものと思ったのですが、そのように見えませんが・・・。 給油器を出たところに、逆止弁があるのでしょうか?。


 給気と排気の流れを見ていきます。 まず、給気側からです。加減弁を開けると、蒸気はボイラーを出て、ボイラー上部にある煙室から外に出て、 給気管を通って(← ← ↓)、蒸気室/シリンダーに向かいます。 次に排気側です。 シリンダーから出て排気管を通って(↑ → →)、煙室に向かいます。 そして、おそらく煙室にあると思われる吐出管から煙突方向に噴き上げて、通風を効かせます。


 アップして見てみます。 給気の流れが黄色の矢印です。 スチームオイルと混ざった直後に左右に分岐しています。 排気の流れが赤色の矢印です。 シリンダーから出た排蒸気は、中央で合流して煙室に向かっています。

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