(その5の続きです)![]() 機関車の後方から、各機器を見ていきます。
@ : 安全弁![]() ![]() 安全弁です。 一般の機関車においては、ボイラーの上にありますが、この機関車ではボイラーの最上部の横にあります。 ボイラーの上には煙室がありますので、このような位置になるのではないかと思います。 ![]() こちらは、令和6年1月27日(土)に開催されました、OS法隆寺定例運転会において撮影した、 3.5インチゲージ スチームトラムです。 この機関車も、立て煙管のボイラーです。 ![]() 安全弁は、こちらもボイラーの上ではなく、ボイラーの最上部の横(←)にあります。 ![]() アップして見てみます。 ボイラーの最上部の横(↑)から配管が張り出し、台座の下に接続し、 台座の上に安全弁が2つ並んでいます。 A : 水槽の水面計 ![]() 水槽の水面計です。ボイラーの水面計ではありません。 機関車の前部にある水槽の水位を示します。 なお、床板の下から配管が上がってきて(↑ ↑ ↑ →)、 水面計の上から注がれるのは、 軸動ポンプから送り出された水が、フィードバックバルブが開いているときに、ここに戻ってくるのです。 ![]() 上から見た画像です。 水槽に直接戻るのではなく、水面計に戻るのがユニークで、 これにより、戻ってきたこと、言い換えると、軸動ポンプが正常に動作していることの確認や、戻り量を目視できます。 B : ハンドポンプ ![]() ハンドポンプです。 ボイラーに給水する装置で、とても重要な機器です。 次位に連結した乗用台車から操作し易い位置に、配置されていると思います。 ![]() 床板の下側です。中央に火格子が見えます。 その左側(公式側寄り)にある配管(→)が、 ハンドポンプの下側(吸水口)に繋がっています。 ![]() 少し角度を変えて、公式側から見た画像です。 この配管(↑)が、前の画像の→です。 水槽の水が、この配管(↑)で送られてくるのものと思われます。 (その5へ戻ります) (その7に続きます) |