ライブスチームの運転


916. いわくら観光振興会 ミニSL部会さまのミニSL出張運行 (その4)  (R7.7.9掲載)

 (その3の続きです)

お客さまが乗車する台車を4輌連結しています。


画像左端が動力車(蒸気機関車)で、その後ろに乗用台車を連結しています。 何か、お気づきでしょうか?。


乗用台車を少しアップしてみます。いかがでしょうか?。 よく見かける乗用台車とは、異なるところがあります。




 お分かりでしょうか?。ボギートラックの位置です。 通常は乗用台車の前後に2台車ありますが、この乗用台車では、前後の車両との連結部にあるのです(↑ ↑)。 ですので、ボギートラックの数は、 乗用台車輌の場合、+1 です。 通常の乗用台車の場合、×2 ですので、 例えば、乗用台車4輌の場合、通常は4×2=8台車ですが、こちらは4+1=5台車となり、3台車少なくてすみます。 これは、ボギートラックと車体との組立て/分解する上で有利ですし、 運搬上も有利です。また、脱線時、車輪が見えているので、復線がやり易そうです。 但し、1台車当たりの荷重は、重くなります。


 
動力車(蒸気機関車)と、次位のお客さま用乗用台車との連結部です。 アップして見たのが右の画像です。


 
こちらは、ドクターイエロー(動力車)の次位に連結した運転士用乗用台車と、 お客さま用乗用台車との連結部です。アップして見たのが右の画像です。


出張運行が終了し、乗用台車からボギートラックを切り離した時の画像です。


アップして見た、ボギートラックです。 連結棒)は、 ここ()を支点に左右動するようです。


 次に、乗用台車と乗用台車との間です。 前述したように、この位置にボギートラックがあります。 よく見ると、車輪の上にカバーがあります(↓ ↓)。 車輪が露出しているのは、安全上、好ましくないからだと思われます。


片方のカバーを外した時の画像です。 こちら()は、カバーが有ります。 こちら()は、カバーを外してあります。


 取り外した、カバーの裏側です。 真ん中に黒くて丸い物が、8つ付いています()。 これは磁石で、乗用台車側の金属にくっ付けるのです。 ネジなどで固定すると、この木板に手をかけて持ち上げると、力が加わって木板が割れてしまうから、だそうです。 手をかければすぐに外れて、割れることはなく、また、付ける/外すが容易なのです。 なるほどと、思いました。

(その3へ戻ります)   (その5に続きます)  


トップページへ戻る