(その5の続きです)
走行中の運客列車の最後尾から、運営スタッフの方が前方を注視しています。
最後尾の乗用台車にも、工夫がなされています。
分かりますでしょうか?。
ドクターイエローの運転士用乗用台車と同様、
車輪は5インチゲージですが、10インチゲージの補助車輪が付いているのです(↑ ↑)。
前後に2車輪あり、後方の車輪をアップして見たのが、右の画像です。
踏面が線路より2〜3ミリ高い位置にあり、通常は浮いていますが、
車体が傾いたとき、線路に接触し、転倒・脱線を防止します。
乗用台車の前方、運営スタッフの方の前に、コントローラーがあります。
つまり、この乗用台車は動力車なのです。蒸気機関車が牽引時、ボイラー蒸気圧が低下した場合などに、推進運転するのだそうです。
ボイラー蒸気圧が回復するまで、お客さまをお待ちいただくことなく、運客走行を続行できます。
更に、ブレーキが有り、これ(→)が、
ブレーキレバーハンドルです。
運営スタッフの方は、運客列車の最後尾からお客さまの動作確認を行い、非常時はブレーキをかけて、
運客列車を緊急停車させるのです。
中を見せていただきました。画像右下にバッテリー、その左中央にモーター、
そのすぐ向こうにブレーキレバーハンドルがあります。
乗用台車の後方です。画像左にバッテリー、その右中央にモーター、
そのすぐ手前にブレーキレバーハンドルがあります。
なお、コントローラーは、どちら側にも置くことができるので、
どちら方向に走行しようとも、進行方向を向いて運転操作ができます。
さて、こちらは蒸気機関車です。
ナンバープレートは、C50999です。
どうやら、原形はOS製C21のようです。
10時からの運客走行は、ドクターイエローが担っていますが、
蒸気機関車へ交代するようで、スチームアップをはじめます。
火室に石炭を入れています。
石炭は、灯油浸けされているようです。
(その5へ戻ります) (その7に続きます)
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