ライブスチームの運転


918. いわくら観光振興会 ミニSL部会さまのミニSL出張運行 (その6)  (R7.7.16掲載)

 (その5の続きです)
走行中の運客列車の最後尾から、運営スタッフの方が前方を注視しています。


最後尾の乗用台車にも、工夫がなされています。 分かりますでしょうか?。


 
 ドクターイエローの運転士用乗用台車と同様、 車輪は5インチゲージですが、10インチゲージの補助車輪が付いているのです(↑ ↑)。 前後に2車輪あり、後方の車輪をアップして見たのが、右の画像です。 踏面が線路より2〜3ミリ高い位置にあり、通常は浮いていますが、 車体が傾いたとき、線路に接触し、転倒・脱線を防止します。


 乗用台車の前方、運営スタッフの方の前に、コントローラーがあります。 つまり、この乗用台車は動力車なのです。蒸気機関車が牽引時、ボイラー蒸気圧が低下した場合などに、推進運転するのだそうです。 ボイラー蒸気圧が回復するまで、お客さまをお待ちいただくことなく、運客走行を続行できます。 更に、ブレーキが有り、これ()が、 ブレーキレバーハンドルです。 運営スタッフの方は、運客列車の最後尾からお客さまの動作確認を行い、非常時はブレーキをかけて、 運客列車を緊急停車させるのです。


中を見せていただきました。画像右下にバッテリー、その左中央にモーター、 そのすぐ向こうにブレーキレバーハンドルがあります。


 乗用台車の後方です。画像左にバッテリー、その右中央にモーター、 そのすぐ手前にブレーキレバーハンドルがあります。 なお、コントローラーは、どちら側にも置くことができるので、 どちら方向に走行しようとも、進行方向を向いて運転操作ができます。


さて、こちらは蒸気機関車です。


ナンバープレートは、C50999です。 どうやら、原形はOS製C21のようです。


10時からの運客走行は、ドクターイエローが担っていますが、 蒸気機関車へ交代するようで、スチームアップをはじめます。


 
火室に石炭を入れています。


石炭は、灯油浸けされているようです。

(その5へ戻ります)   (その7に続きます)  


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