ライブスチームの運転


923. いわくら観光振興会 ミニSL部会さまのミニSL出張運行 (その11)  (R7.8.2掲載)

 (その10の続きです)
 
 ドクターイエローのライトは進行方向により、色が変わるそうで、 前進の場合は白色で、 後進の場合は赤色だそうです。 その仕掛けを見せていただくため、車体を降ろしたのが右の画像です。


前方のボギー台車です。 内が、仕掛けです。


 前の画像の内をアップして見た画像です。 車軸()が回転すると、 これ()か、 こちら()かのどちらかが、 これ()に当たります。 画像では、車軸()が反時計回りに回転し(つまり、前進方向)、 こちら()がこれ()に当たっており、 そして、これ()が画像の位置にあり、 なおも反時計回りに車軸が回転し続けても、画像の位置に居続けます。
 次に、車軸()が時計回りに回転(つまり、後進方向)すると、 こんどは、これ()が下からこれ()に当たります。 なおも時計回りに回転し続けても、その位置に居続けます。 このように車軸()の回転方向で、 前進/後進を検出して、ライトの色を選択するそうです。


2つ前の画像の をアップして見た画像です。 黒いバネのような形状したもの()が受信アンテナかと思われます。


 フレームの中央やや後方にある、これ()は、 スピーカーでしょうか。その横に電子回路があります( )。 1つ前の画像の受信アンテナで受けた信号をこの電子回路( )で処理して、 スピーカー()を鳴らすのでしょうか。


 フレームの中央付近にバッテリーがあります( )。 前述した、ライトや電子回路などに給電するものであり、車輛の駆動用ではないそうです。 あらためて、撮影した画像をチェックすると、 このドクターイエローにはモーターが見当たりません。 つまり、次位に連結した運転士用乗用台車が駆動車輛で、 ドクターイエローを推進するようです。


 一つ前の画像の をアップして見た画像です。 コンセントのようです。ここ( )にも差込口があり、 3ピン対応コンセント(接地(アース)極付コンセント)のようです。


 
 車体の裏側です。 ここ()に3ピンプラグ(2極接地極付差込プラグ)があります。 アップして見たのが、右の画像です。 一つ前の画像のここ()に、 右の画像のこれ()を差し込みます。 コードで接続するのではなく、車体を被せれば接続できるのです。 それにしても、コンセントとプラグの、上下/左右/高さを、どうやって合わせたのでしょうか?。


 これは、出張運行が終了し、撤収作業中に撮影した、バッテリーです。 プラス側とマイナス側の端子に接続済(→ ←)で、 短時間でバッテリー交換ができるよう工夫されたそうで、 ここ()に差し込むだけです。

(その10へ戻ります)   (その12に続きます)  


トップページへ戻る