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(その11の続きです) GWR 1366の運転室
![]() 引き続き、GWR 1366の運転室の各機器を見ていきます。
C : 水面計![]() 水面計です。火を入れたら火を落とすまで、常に監視をする重要な機器です。 OS製機関車をよく見ているせいか、ガラス管の長さが短いように感じます。 でも、実際に運転してみないと、不都合なのかは分かりませんので・・・。 D : 汽笛弁(ホイッスルバルブ) ![]() 汽笛弁(ホイッスルバルブ)です。 周囲の方々に機関車が近づいていることを知らせるなどの安全に関わる機器で、必要な機器です。 E : 加減弁ハンドル ![]() 加減弁ハンドルです。ネジ式のように見えます。 F : 焚口戸 ![]() 焚口戸です。 左右摺動型のようで、 このハンドル(↓)を右に倒すと開いて、左に倒すと閉じるものと思われます。 G : 通風弁(ブロアーバルブ) ![]() 通風弁(ブロアーバルブ)です。 停車中などに開けて、通風を効かせ、燃料の活発な燃焼に寄与します。 ウェールズ炭の燃焼には強い通風を要しますが、オガ炭はさほどの通風を要しないなど、燃料により必要な通風が異なりますので、適切に開閉調整します。 また、ボイラー蒸気圧の高低に寄って、通風力が異なってきます。 高圧なほど通風力が強く、低圧だと通風力が弱くなります。 スチームアップ時、外部通風から切り替えてブロアーバルブを開けると、ボイラー蒸気圧が上昇していきますが、 上昇するにつれて通風が強くなっていきますので、適宜絞ります。 通風が強過ぎると、むやみに燃料を燃焼させてしまい、結果、安全弁を吹かせてしまい、燃料を無駄にすると共に、ボイラー水を減らしてしまいます。 H : シリンダ―排水弁の作用テコ(シリンダ―ドレンコックレバー) ![]() シリンダ―排水弁の作用テコ(シリンダ―ドレンコックレバー)だと思われます。 I : 逆転機 ![]() 逆転機です。 テコ式で、OS製機関車では前進2溝、後進2溝ですが、この機関車では、実機のようにいくつもの溝があります。 ![]() さて、運転室の床上には複数の配管があります。何の配管か、考えてみます。 ↑ ← → : リアタンクとパニアタンクの水が、ここ(↑)にくるのでしょうか?。 そして、左方向の配管(←)はハンドポンプへ、 右方向の配管(→)は軸動ポンプに向かうのでしょうか?。 しかし、パニアタンクの下方向にあると思われる軸動ポンプへの送水管が、ここ(→)にあるのは疑問です。 しからば、右方向の配管の流れ(→)は逆で、パニアタンクの水がここに来て、 ここ(↑)にはリアタンクの水が来て、 両者が合流してハンドポンプへ向かう(←)のかもしれません。 ↑ : インジェクタへの送水管でしょうか?。 リアタンク(もしかしたら、パニアタンクの水もかもしれません)から水が送られてきて、 このコック(↓)を開くと、インジェクタへ送水されるのかもしれません。 → → ↓ : ハンドポンプから送り出された水が通ると思われます。 そして、インジェクタから送り出された水も来て(→)、 どちらから来た水も、ここ(→ ↑)を通って、 この逆止弁(←)を経て、ボイラーに給水されるものと思われます。 なお、これ(→)は、手ブレーキハンドルだと思われます。 (その11へ戻ります) (その13に続きます) |