ライブスチームの運転


969. 市川蒸気鉄道クラブさまの運転会にお邪魔してきました (その2)  (R8.1.14掲載)

 (その1の続きです)
タカダモケイ 5インチゲージ C形タンク機関車の運転室
タカダモケイ 5インチゲージ C形タンク機関車の運転室です。 各機器を見ていきます。

 @ : 逆転機
      
      逆転機です。 テコ式で、前進・後進共にフルギアからミッドギアまで、細かく歯が刻んであります。


 A : フィードバックバルブ
      
      フィードバックバルブです。 走行中における軸動ポンプからボイラーへの給水量を調整します。 バルブを閉めると、ボイラーへ給水されます。


       
      バルブを開けると、公式側サイドタンクの水槽に戻ってくるようです()。 アップして見たのが右の画像で、戻りのパイプが見えます。 走行中、次位に連結した乗用台車からここを見て、給水量を調整することができます。 また、蓋をスライドして閉めて、ゴミなどが水槽に入るのを防止できるようです。 なお、フィードバックバルブは運転室の後方にあり、 操作性の考慮がなされているようです。


 B : ブロアーバルブ(通風弁)
      
      ブロアーバルブ(通風弁)です。 バルブを開けると、蒸気はこの配管()を通って、 ここ()からボイラー内の配管を通って、 煙室に向かうようです。


 C : 汽笛弁(ホイッスルバルブ)
      
      汽笛弁(ホイッスルバルブ)です。


      
      バルブから非公式側方向に配管が伸びており、 第三動輪の後ろ、運転室の下に汽笛(ホイッスル))があります。


 D : 圧縮空気取込み用バルブ
      
      圧縮空気取込み用バルブです。


      
      ”その1”で記したように、機関区の端にコンプレッサーがあり、そこから供給を受け、 ボイラーに取り込み、スチームアップ時に通風を効かせます。 機関車へはここ()から取り込み、 圧縮空気取込み用バルブ)を開けて、 ボイラー内に取り込みます。 蒸気分配箱に繋がっている各種バルブ(ブロアーバルブなど)は、バルブを開けて蒸気の供給を受けますが、 このバルブは逆で、圧縮空気をボイラー内に入れます。 ですので、走行中は全閉しておきます。
 なお、スチームアップ時に通風を効かせる方法として、電動ブロアを使う他に、 この機関車のように圧縮空気を利用する方法があります。 この場合でも、この機関車のようにボイラー内に取り込む方法の他に、 ブロアーバルブを出て、ブロアーノズルに至るまでの配管に接続する方法もあります。


GWR
 これは、2018年8月19日に、白馬ミニトレインパークにて撮影した、GWR C形タンク機関車です。 スチームアップを行っていますが、ご覧の通り、煙突の上には何も載っていません。 ブロアーバルブは閉めておき、圧縮空気の取込み用バルブを開けて、 コンプレッサーの圧縮空気をブロアーバルブの出側の配管に接続しています()。 そして、煙室内のブロアーノズルから煙突方向に吹き上げて、通風を効かせています。
 圧縮空気をボイラー内に取り込む方法の場合、圧縮空気を取り込んだ途端にボイラーの圧力計は圧縮空気の圧力を示すので、 スチームアップにより蒸気圧が上昇していくさまが分かりません。 が、こちらの方法の場合は、圧力計の針が0.0MPaから上昇していくさまを確認できます。

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