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フェルメール巡礼の旅へ出発

 「『フェルメール巡礼』という言葉があるそうだ。世界を旅して、フェルメールの作品を一点ずつ見てまわる・・・・・。地球上に残されているフェルメールの絵が、全部でわずか三十数点ならば、それは不可能ではない。(中略)うまく日程を組めば、二、三回飛行機で往復するだけで、現存するフェルメールをすべて見ることが可能なのである。」(盗まれたフェルメール・第一章 空の額縁・22ページ)


 この一節を読んだ時、私は、ビクっとしました。今まさに、その旅に出発(7月22日出国)しようとしてる自分は、お遍路さんと同じということです。著者の文面からは、悪意はないように見受けられましたが、それを肯定するような文面にも思えませんでした。


 『フェルメール巡礼』に行かれる人は、それぞれの美術館で観れるであろうフェルメール作品を楽しみにする一方で、「一度で見れたらなあ〜。」という願いを抱くのは、私だけでないでしょう。でも、散らばっていることを、よい方に考えましょう。もし、アメリカ合衆国で大変なことがおきても、ヨーロッパで観れる。逆に、ヨーロッパにトラブルが発生しても、アメリカ合衆国で観れると・・・・・。


 今回私が予定しているのは、オランダの六つの作品だけです(大きさを比較できるようにしています。背景が灰色のものは、アムステルダム国立美術館のもので、桃色のものは、マウリッツハイス美術館のものです。)。本当は、ドイツにも行きたかったのですが、家族の賛成が得られませんでした。その変わり、レンタカーで廻るので、フェルメールが生涯のほとんどを過ごした町・デルフトを徘徊してみようと思います。

デルフトの小道 青衣の女 牛乳を注ぐ女 恋文 デルフトの眺望 真珠の耳飾りの少女



 旅行が上手く行くことを祈ってください。もどって来たら、写真やビデオを使って旅の内容を、ホームページで公開します。



行く前て、こんなにドキドキだったのですね。確かに、死ぬまで『真珠の耳飾りの少女』を観たいと、本当に思ってました。
(2002年10月23日加筆)


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