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白いデカンタと先生

 「ヴァージナルの前の二人」のひとつのポイントは、テーブルの上の皿の上に置かれたデカンタでしょう。こうやって、Catch eyeしてみますと、その存在感がクローズアップされます。白いデカンタは、窓の光による影が見事につけられてます。豪華に丁寧に描かれたテーブルクロス(ペルシャ絨毯?)と、白いデカンタは対象的です。デカンタは、やはり媚薬の意味なのでしょうか?なお白いデカンタは、作品共通項目リストNo.7で、他にも使われている作品をまとめています。どのヘルメール作品でも、重要なウエイトを占めています。


 また、Catch eyeすると中央に何気なく置かれた、ブルーのイスが、存在感があります。このブルーは、青衣の女の上着と似た色です。また、少女の赤いスカートも奇麗です。



マウスポインタを写真の上に載せてみてください。

普通に観られます。

 「青いカバーを椅子に留めている真鍮の鋲のようなものの・・・」(⇒フェルメール・ヴァージナルの前のふたり・68ページ)このことは、フェルメールは、椅子の金色の鋲まで考えて構成しているということです。Catch eyeしてみると、この鋲が交互に大きさが異なることもわかります。実に細やかな職人のような描写で、驚嘆です。


 「優雅な服装の男が傍に立って熱心に見、聴いている。ここでも彼が彼女の教師なのか、恋人なのか不明である。」(⇒フェルメール・ヴァージナルの前のふたり・68ページ)私は、この男性は、絶対先生だと思います。だって、左手にタクト(棒のようなもの)?を持っているでは、ないですか?恋人に、普通音楽を教えるとして、こういうものは持ち出さないでしょう。私は、彼は厳しい先生だと思います。


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