二段咲き。雄シベの形状を残しているが花粉は吹きそうもない。花弁に薄っすらと載ったピンクとシベのピンクが共鳴しあう様がいい。

三段咲き。幅広の二段弁が特徴的な花である。地味なタイプで黒者とでも呼びたい逸品である。

千重咲き。吹っ掛け千重の花である。「水中花」という銘花があるが、それに似た花容である。

二段咲き。ふくよかな外弁に特徴のある花である。シベから退化したばかりの二段弁が繊細さを醸しだしている。

日輪咲き。黒ずんだ日輪弁に青かすりの外弁が印象的な花である。花弁の開きも良く、押し出しのある花である。

二段咲き。二段弁がよく発達した花である。いかにも春らしい色合いに惹きつけられる。

二段咲き。日輪咲きと言っても言えなくはないが、整然とした二段弁が日輪咲きの秘めた力を解放してしまっているように思える。

千重咲き。吹っ掛け千重。先に出てきたものより、吹っ掛けが鮮明に出ている分だけ色が淡く感じられる。名花であるには違いない。

標準花。ふくよかな梅弁が見事な標準花である。雪割草を長くやっていると、最後はこんな花に行き着くのではないかと思う。

三段咲き。発達した緑の二段弁に惹きつけられる。二段弁に添うように控えめな三段弁がけなげである。