最近買ったCD 2013/4/27
最近買ったCD4種、いずれも中古であるが、よくもまあ私の居住する田舎に売っていたものだなあと感心した。実は昨年も珍しいCDを2枚ほど買ったのだが、どうやら近くにマニアが住んでいるようだ。
1.LIVE CLASSICS BEST、LCB06
2枚組。1枚めは、アバド、ロンドン交響楽団による、「田園」「レオノーレ3」「コリオラン」「エグモント」、1984年のライブ録音。2枚めは、ジュリーニとオイストラフ、ウィーン・フィルによるバイオリン協奏曲、1974年ライブ。おまけに、ミンツ独奏、アバド&ロンドン交響楽団で、ロマンス2曲。オイストラフとウィーン・フィル、というところに驚いてそのまま買ってしまった。しかし、録音は質が悪く、モノラルになっている。放送録音か何かなのかなあ。演奏者については表記を信用するしかない。一応日本語の解説が付いてはいるが、おそらくヨーロッパだろうが、どこの会社が作ったのかわからん品物である。本当にオイストラフでウィーン・フィルなのか、よく聴いて確かめたい。
2.バンスタ、ゼルキン、ニューヨーク・フィルによる、ピアノ協奏曲第3,5番、SMK63080
意外に良い2曲、1962,1964録音であるが最近リマスターしたもの。ゼルキンは若いし、バンスタはエネルギッシュ。ピアノ協奏曲はピアニストが元気なうちが華だろう。年季が長ければ良いというものでもない。増す円熟味と衰える体力の折り合い、ピアニストは筋力も必要なのだ。
3.アーペル(Erich Appel)による、ピアノ協奏曲第1番とバガテル集Op.33
COL 9017.2
ボンにあるベートーヴェンが所有していたグラーフのフォルテピアノによる、1965年の録音。COLOSSEUMというドイツのレーベルを、ひさしぶりに見た。発売されたのは2001年らしいが、今もこの会社は元気だろうか。って、URLが書いてあったからアクセスしてみりゃいいだけの話なのだが。
4.ミケランジェリ、ソナタ第32番 ERM 432-2
ミケランジェリといえば、デッカから発売されている1965年録音の同じソナタがあるが、あれは録音が悪くて、せっかくの演奏が台無し。しかしこちらは、1990年5月10日のロンドン・ライブ、デジタル録音。レーベルは
ELMITAGE
。さぞかし音は良いと思いきや…なのだが、たしかに音は良いが、なぜか楽器の定位が右寄り。バランス調整に失敗? イタリア製CDだから? 25年が経過したがミケランジェリの技術は、この曲にとっては十分なレベルだったと思う。
(2013.4.27)