インターネットの危険が危ない!
とうとう我が家にもブロードバンドの波が!…まだ来ない。
さて、私はいまだにWindows2000を使い続けているが、それは「新品のパソコンを買っていない」というのも大きな理由のひとつだ。そりゃ、今の新品パソコンを買えば、Windows7
とか 8 とかになるよね。
最近古いパソコンをゴミ捨て場で拾った。それは結局動かなかったのだが、Core
2 Quad と4GBのメモリがくっついていた。これはもったいないと思いハードオフに行き、それが動作する中古を仕入れてきた。そちらは、メモリが2GBだったけど良いグラボが付いていたよ。でも、もちろんOSは入っていないよ!
で、これはトライせねばなるまいてと、ついていた Core 2 Duo
をわざわざ Core 2 Quad に交換して、Windows 2000
を入れて動かし、おまけに .NET Framework 3.5 , 4.0
までも入れた。かといって、別に大したゲームをするわけでもなく、Core
2
でなきゃいけない処理をするわけでもない。ただ動きそうだから動かしているという、そんなわけだ。
もちろん、上の構成では純正のWindows 2000
ではインストールができないし、.NET 4
なんて入らない。だけどそこはそれ、細かいことには言及しない。
でも今月はこれで、私にとって初の"PCI Express x16"環境でーっす、じゃーん! などと、時代錯誤な喜びを少し叫んでみる。PCIEx16
って、2004年頃の規格なのな。もう9年も過去じゃないか。当時自分が何をしていたか思い出したら鬱になるじゃないか。でも気にしないで、もうちょっと速いグラボを探そうかな。良い掘り出し物がハードオフに並ぶのを待つとするか。
そうやっていまだにアナログ回線ながらインターネットに接続している。
え、危険じゃないかって? そこで「Windows 2000 は Microsoftのサポートが切れてるからインターネットにつなぐのは危険」と言ってはいけない。私に言わせれば、「自分のパソコンはサポート対象期間内なので安全」と思っている人のほうがよほど危険だ。
たまたま現在の世間一般のブロードバンド環境は、ブロードバンドルーターがファイアーウォールの役割を果しているし、プロバイダーがメールのウィルスチェックなどのサービス(ほぼオプションだろう)をしている。Microsoftだって、Deffender
だの Essentialsだのと無償で頑張っているので、かろうじて守られているだけだろう。皆さんは、新品のパソコンに入っているウィルス対策ソフトのために、継続してお金を払っているかな?
本当に「自分は安心安全だ」と思いたいのなら、「何が危険で、どうなると安心安全なのか」を知る必要がある。
私のアナログ回線では、10分に1回くらい、TCP/IPのポートとかにアタックが来る。これは個人用のファイアーウォールで遮蔽する。メールを受信しようとすると、1日で数十のスパム・メールが邪魔をする。その中には週に1度はウィルス入りがある。しかしこれらはウィルス対策ソフトが駆除してくれる。これで完全だ無敵だとは言わないが、個人的には満足している。
このようなレベルの危険なら、今でも大概の人は守られているだろう。しかし、本当の危険は何かというと「自分から危険なサイトに行ってしまった」「安全だと思っていたサイトに危険なものが埋め込まれていた」「なんだろうこれはと、知らない人からのメールを開いてしまう」といった個人に帰する場合なのである。
私のような交換部品にも事欠くボロの中古車(Windows 2000)であっても、ディーラが手厚く保証をしてくれる最新の高級車(Windows
8)であっても、自分から地雷原に行けば爆発の危険が危ない!のだ。
そう、「最新の高級車なので安全」という思考が一番危ないのである。最後に自分を守るのは、クリックするかしないかという自分の指なのだ。
(2013/5/18)