年間12億ファイルが違法ダウンロード - レコード協会の動画サイト調査結果


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まあ、私には関係の無い話だ。なぜなら、

(1)私が聴く対象のほとんどはクラシック音楽である。

 しかも買うのはほぼ全てが輸入盤。異常な円高が理由らしく、ここ数年、輸入盤の価格が異常に安い。新規リリース9枚組で送料+税込み4000円って何? どんなに安くても10年前なら1万円はしたものだ。国内盤のあの高額設定は、なんとかならんのか。もちろん、国内盤のラインナップは、てんで魅力が無い。
 そして、海外演奏家の場合は当然のこと全部輸入盤で賄える。
 国内演奏家の場合だって? 買わなければいけない場合は、まず無いので、安心したまえ。

(2)その他の分野の曲の場合

 ・Vangelis は、もう引退しちゃったし、もし過去の曲が再販されて食指をそそられた場合でも国内の大手メーカー(のロック部門)は「レベルオーバー宣言」(=キズ物宣言)をしたから、高い金を払って人柱になる気は無い。したがって輸入盤を探して買うしかない。
 ・ふわしなさんの曲は、今のところ「必ず買う」扱い。こちらも買うのはネット通販。しかし、ふわしなさんを知ったのはネット主体である。いいものを買うためには「情報がリアルタイム」で「検索が容易」、かつ「試聴できる」ネットが有利だ。「情報が遅く」て「自分が儲けるための情報しか流さない」ってのは、無駄である。

(3)他の音楽には、一切興味が無い。


 ま、とにかく私が輸入盤を買い漁り始めたのは、大学生の頃からだった。それまでは街のレコード屋でちまちまと買っていた。つまり、自由になる金が増える年齢&自由な時間が増える年齢に達すると同時に、行動範囲と情報アンテナも広がった結果、さっさと輸入盤に切り替えてしまったのだ。
 CDを買ってほしい層がなぜCDを買わなくなるのか。
 使い捨ての音楽ばかり作るから、金を払いたくなくなるのだ。なぜそれがわからない?

 まあ、もともと結論ありきで調査しようと考えるから上記のような報告になるのだろう。


 最近のクラシック音楽も、似たところがあるなあ。よく見かけるのは「期待の新星」という演奏家。ほとんどは、メーカーが儲けを期待しているだけである。演奏家
を育てるという気運がさらさら無いようだ。どうせ短期間で収益をあげたいだけである。

 さて、上記のような報道でいつも気になるのは、「文句を言っているのは、おっさんばかりじゃないのか」という点である。問題提起も、当然「おっさん」だろう。そりゃ、私も「おっさん」ですよ。
 では、レコードメーカーに勤める若い人たちは一体どう考えているのだろうか。まず足元にいる彼らに対して調査したのだろうか。いくらメーカー側の人間であっても若年層はネットを縦横に活用しているはずだと思うのだが。
 私のような「おっさん」に、お前はおっさんだからダメだ、と言われるようではメーカー側はそれだけで負けなのだと思う。
(2011/8/11)



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