1. ベートーヴェン勝手解説大全集 >
  2.  
  3. メニュー >
  4.  
  5. バイオリン協奏曲「絶品の旋律を楽しむ 第3楽章」

バイオリン協奏曲
「絶品の旋律を楽しむ 第3楽章」


同じく第3楽章にも、絶品の旋律がある。それは、ロンド形式であるこの楽章[A-B-A-C-A-B-A]の、Cという、一度しか出てこない部分だ。このせつない旋律を聴け! 独奏バイオリンとファゴットが交互に演奏するここは、胸を締め付けられる。適度に付けられた強弱記号もセンスが良い。孤独ながらも健気に生きる人物を描いた映画のような、そんな表現がぴったりくる。








控えめな、弦楽器の伴奏が秀逸。変奏を行なう独奏バイオリンには一切の無駄が無い。



トップに戻る メニューに戻る