1. ベートーヴェン勝手解説大全集 >
  2.  
  3. メニュー >
  4.  
  5. 中古パソコンを買ってWindows 10 にしよう!

中古パソコンを買ってWindows 10 にしよう!


■なぜ中古PCなのか

 パソコン(PC)好きの皆さんか、どうしてもPCを使わなくてはいけない人には、ここ1年のWindows 10強制アップグレード問題は近しい話題に違いない。突き詰めて言えば、Windows 10にしたくない/できないのに、どうしてWindows 10にしろとうるさいのか、ということだが、ま、それはそれとして、最新のOSが何かという興味があるのも事実。では、自分の今のPCをそっとしたままWindows 10を試すにはどうすればよいのか。
 それはカンタンである。中古の、それなりのPCを用意すればよいのだ。
 以下、自作PCに興味があること前提で話をする。

■フロンティアのPC、スリム型デスクトップ機を中古で入手した。

 なんと、Windows 7 Home Premuim のコアシール付き。これの意味するところは何か。これに Windows 10 を追加費用無しで導入できるのである。
 Windows 7 がまがりなりにも動いていたということは、Windows 10 も動くという意味だ。たしかにこのフロンティアのPC( FRS109/20A )は、メーカー自身がWindows 10へのアップグレードを推奨していない。しかし、それはどうでもいいことである。なぜなら、自分の普段使いのPCには何ら影響が無いからだ。

 仕様は Celeron E3400 (2.6GHz)、メモリDDR2-800 1GB、ハードディスク、光学ドライブなし。送料込み2500円。これで正規のWindows 10 が入手できるのだから、儲けモノではないか。足りなかったり強化したい部分があるが、それは余りモノのパーツで補完できると踏んだ。
 薄い筐体とはいえ、奥行きはミドルタワーと同等、高さはマザーが短い分少し低いという程度。Micro-ATXは、こんなもんか。

■掃除

 実は部品の交換、増設よりも大変なのが掃除だったりする。塗料を塗るのに使うようなハケで、柔らかい毛のものを用意する。部品を全部取り外す。自力で元の通りに組み上げ可能であることが前提だ。
 とてもキタナい電源を取り外して掃除。奥深くまではできないが、ファンの表面くらいはキレイにしておかないとね。
 マザーボードも取り外してホコリを取り除く。ボタン電池は…うまく動いてから交換しよう。
 CPUファンも掃除。プラスティックと金属の部分を取り分けて、可能なら水洗いをしたい。今回はあまりにキタナいので、別に余っていたファンと交換する。配線が4ピンではなく3ピンだが、気にしない。
 ケース自体もあちこちにホコリがあるが、これは屋外に持ち出して一気に吹き払う。もちろん、他の部品も屋外で掃除。晴れていることが条件。

■パーツを用意

 Celeron E3400を、Core 2 Duo E7200(2.53GHz)に交換。FSBが800から1066になるが、これは当時のカタログ資料などを見て、1066も可能と判断したからだ。もちろんTDPは同じ値(65W)のものであることに注意する。
 メモリはDDR2-800の2GB(同じメーカの1GBx2)に交換。
 250GBのSATAハードディスクを1台入れる。もともと無かった光学ドライブは追加せず。インストールには、外付けのUSB接続ドライブを使う。
 光学ドライブもそうだが、普段使わないSDカードなどのリーダは、さっさと取り外す。わずかであっても電源使用を控え、取り外した分だけ熱がこもらないようにする。軽くなるのも良い。
 マザーボードには、オンボード・グラフィックがあるが、今回は増設カードとして、Radeon HD5650というグラフィックボードを追加。マザー側はPCI-e 1.1 であるが、まあ、いいでしょ。

■空調
 小さいながらも筐体内中央に増設カードがあると、エアフローに影響がある。筐体内がカードの存在で上下に分割されるのだ。したがって、カードの上側半分は、CPUファンのみでの空調になる。これはダメ。
 ファンの増設をしたいが、今ガラ空きの筐体前面上部に設置はできるだろうか。両面テープとかでうまく置けたなら良しとしたいので、あとで考えることにする。

 さっそく Windows 10 をダウンロードし、インストール。
 というわけで、Windows 10 を導入できた。全く問題なく動く。

 これ専用のディスプレイを中古で買ったら、何かの役に立つに違いない。

■Windows 10 の無償アップデートは2016年7月29日まで!

 このように皆さんが今お使いの大切なPCを Windows 10 にしたくなかったら、ここはひとつ手頃な中古PCを買って、Windows 10 にしてしまうのが良策ではないだろうか。

適当に設定してみた中古PCの条件
(1)CPU
  Core2 Duo 2GHz 以上であること、または自分で用意できること。
  どのCPUと交換可能かということはマザーボードの対応FSBに依存する。このときTDPは必ず低めのものにする。
(2)メモリ
  2GB以上であること、または自分で用意できること。
(3)ハードディスク(SSDでも可)
  100GB以上であること、または自分で用意できること。
(4)LAN
  LANコネクタがあるか、または自分でLANを用意できること。
(5)DVDドライブ、ディスプレイ、マウス、キーボード、各種ケーブル
  自分で用意できること。

そして、次の2点が重要
(6)Windows 7 , Windows 8.1 のCOAシール(ライセンスキー記載)
  中古PCに添付されているか、または自分で別個に確保できること。
  ※もちろん、すでにご使用の大切なPCのものを流用してはいけない。
(7)情報収集
  当時のカタログ資料、改造を試した情報があるブログ、CPUやマザーボードの知識。


まだ遅くはない。
適当な中古PCを用意しないかね?




(2016.07.15)



トップに戻る メニューに戻る