2005年06月24日
人を憎んで罪を憎まず
1ヶ月くらいまえに「罪を憎んで人を憎まず」と言ったのは中国の孔子でしょう、と小泉さんが言った。 ある新聞のコラムニストは「あれが孔子の言葉とは知らなかった」とも書いていた。 まぁ、そんなことはどうでもいい。
「罪を憎んで人を憎まず」という心境になれるのはよっぽどの人であって、凡人はそういう心境にはなれない。 その逆がふつうだと思う。 人を憎んで罪を憎まず。
「罪を憎まず」というか時間が経つと「罪を忘れる」こともある。 「罪を忘れても人を憎み続ける」というのが本当のところか。 もちろん、ものすごい大罪なら罪も覚えているが、そうでないと罪自体はなんだったか忘れてしまう。 それでも「人」を覚えていて、その人の名前を見たり聞いたりすると「あの野郎」といことになる。
今日、ある仕事をしていて偶然ある人の名前を見つけた。 そして20年くらい前のことを思い出した。 まず「あの野郎」という感情が起こり、それから忘れていた「あの罪」を思い出した。 損害賠償で告訴でもするか。 まぁ、それほどのことではないのだが、、、
凡人は「罪よりも人を憎み続ける」。
投稿者 tadashi : 2005年06月24日 23:27