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2005年07月19日
数えられるフランス語2
石原さんがフランス語にケチをつけた話のもとは首都大学東京(この名称もまだなじめないが)でフランス語教員をカットするからとか。 フランス語は文系はともかく理系では人気がない。 広島大学が広島市から東広島市に移転したとき。 ほぼ全学移転したのは1995年であるが、工学部だけは先頭を切って1882年に移転した。 この時に問題が生じた。 第2外国語は(当時)教養科目として総合科学部で学生さんは受けていたが、総合科学部はまだ広島市にあった。 教養科目をすべて合格して東広島へ来た専門課程の学生さんには全然問題はないが、いくらか落として専門へ来る学生がいる。
同じ市内なら問題はないのだが、35Km(京都と大阪ぐらいの距離)もある。 落とした科目をちょっと受けにいくわけにはいかない。
そこで工学部で救済措置がとられた。 つまり、工学部の先生が語学を教えるわけである。 やむなく私はS先生と2人でフランス語を受け持った。 まだ、土曜日も休みになっていなかったので土曜の午後を授業にあてた。 数人(多くても5人程度)の授業であったが(総合科学部の移転まで)85年から5年ほど続いた。 ボランティアみたいなものであった。
しかし、いつも受難のフランス語の先生には同情したい。
投稿者 tadashi : 2005年07月19日 10:24