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2005年08月20日

リヒテンシュタイン

スイスは3つの国(ドイツ、フランス、イタリア)の緩衝的な国と書いたが、東側にオーストリアもあった。 もっともオーストリア側には、サンドイッチのように挟まれた小さい国、リヒテンシュタインがある。 切手の発行で知られた王国であるが、「オーストリアとのバッファ」にもなっている。 地形的にはオーストリア側に山があり、トンネルを使ってオーストリアから入って来る。 通貨はスイスフランであるから、経済的にはもちろんスイス圏。 観光国である割には行くのは不便。 車でオーストリアのインスブルッグから下がって来て、このリヒテンシュタインで昼食をとったことがある(1988年)。 宿泊するほどの国とは思わなかった。

オーストリアの影響よりドイツの影響のほうが圧倒的に大きい。

南のイタリアの勢力はほんの少しだが、ルガノ付近はイタリアそのもの。 言語はもちろんイタリア語。 昔のイタリア映画「刑事」をTVで見ていたら、犯行を疑われた男がアリバイをいうとき、「ローマからミラノ等へ行き、それからルガノも」と言っていた。 イタリア人からみれば「ルガノはイタリア」と思っているのかも。 フランス人が「ジュネーブはフランス」と思っているように。

ルガノ湖の湖畔は素晴らしい。 スイスは山国、という印象が一変される。 ルガノはもうイタリアで、とにかく明るい。 ルガノと隣街パラディーソを結ぶ観光トレイン。 (南仏にも多い)小さい車両を沢山連結した蛇みたいな乗り物は、イタリアからの観光客に独占されて、自然に歌声が流れる。 ルガノ・パラディーソ万歳! ちなみにパラディーソは英語ではパラダイス(天国)。 「ルガノは天国」なのである!

ルガノ・パラディーソには2回宿泊した(1988年と1997年)。 2回目はイタリアのコモでの学会のとき。 ルガノはコモからは30分ほどの距離。 学会最終日はホテルをコモからルガノへ移動した。 パラディーソにあるケーブルカーで山に登ると景色はすばらしい。 また、機会があれば滞在したい。

para diso と真ん中が空いていたが、「パラディーソ」と書いたエンジのウエァーを着てた人を見た。 21日の日曜日の午後5時ごろのTV。 今年3勝目をあげた藍ちゃんがこのウエァーを着ていた。 ただし、ジャケットを着るまえのプレーの時。

投稿者 tadashi : 2005年08月20日 07:17

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