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2005年09月29日
機械学習の意味するところ
人工知能の分野では、機械に学習させるため、学習のことを「機械学習」という。 帰納学習、演繹学習、、と並列的に並べた本をみて、この著者は「なにを考えているのか?」と思う。 たしかに、いろいろな学習方法(学習させる方法)が存在するから、それらの特徴とか長短を列挙することは簡単である。 しかし、何も考えずに羅列したのではないか、と思ってしまう。 学生のレポート並みの出来、としかいいようがない。
たぶん、「機械学習」という言葉を、初めて聞いた人は「人間学習」と、どこが違うのか、と思うだろう。 もちろん、人間に学習させることを「人間学習」ということにする。 こんな表現は見たことはないが。
「人間学習」を「教育」というのなら、「機械学習」のようなレベルでは議論できない。 一言でいえば、「教育は難しい」のである。
では、「機械学習」は簡単か、というと、それも昔は簡単だったけれど、だんだんややこしくなってきている。 ただ、目的(応用目的)を限定すれば、見通しはよくなる。 でも、よく考えれば、「人間学習」もそうで、目的を限定すれば、「XX受験コース」のように簡単になる。
まぁ、人それぞれだけれど、とりあえずは、目的限定で対処するのが現実的か、と思う。 「就職目的」とか「院受験目的」のように。
もうひとつあった。 就職内定の人は「卒業目的」。
これが、けっこう大変な人がいる。
投稿者 tadashi : 2005年09月29日 00:53