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2005年10月05日

あなどれない!

学生実験、といってもあなどれない。 ハード(電気回路)の学生実験を担当しているが、今週の月曜日は、トラブルに見舞われた。 FET(トランジスタ)の実験、しかも、静特性なので「楽な実験」のはずである。 事実、先週はまったく問題はなかった。

ところが、今週は2班のうちの1つで「おかしい現象」が起こった。 1時間ほど格闘したが、どうみても、FETが壊れている、という現象。 いろいろチェックしたあと、FETを取り替えた。 実験装置に「半田づけ」されているので、慎重に。 しかし、まったく同じ現象を呈した。 うーーん、原因は何か?

ここでTAのM君に相談した。 彼もFETの故障と判断して、また、取り替えた。 が、同じ現象。 2人で、「うーーん」とうなった。 最後は、測定器(デジボル)か!

とにかく、2班で計6個のデジボルを使っている。 しかも、それぞれ電圧、電流の切り替え可能。 1班に3個使う。 チェックには3個同時に動かすことが必要で、手間がかかる。 M君は、すべての可能性を丁寧にチェックしてくれた。 最後に、1個だけ、「電圧は正常だが電流がおかしい」のを発見してくれた。 それを、電圧用に廻して、解決した。 

学生実験なので、配線するのも学生さんの実験項目。 トラブルを起こす機器にシールを貼って、来週以降の実験に対処することにした。


投稿者 tadashi : 2005年10月05日 05:44

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