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2005年11月28日

突然変異の確率

H5N1が人間の中で「突然変異」して、人から人へ感染する確率はどのくらいだろう? 

GAのような人為的なプログラムでも迷う「突然変異」の確率。 千分の1より小さいと殆ど効かないので、%オーダにとることが多い。 しかし、ウイルスの世界でこんなオーダで突然変異すると、何種類もの新型が登場する可能性がある。 やはり、千とか万分の1ぐらいか?

とすると、人への感染数が現状の100のオーダから千から万くらいのオーダになったところが危ない。 結局は、鳥から人への感染のところで止めるのが一番いい。

しかし、「突然変異の研究」には見るべきものがない。 つまり、マウスの実験例はあっても、確率解明のためのモデルがない。 かつて、ニューロコンピュータの自著で、GAの突然変異の「いい加減さ」に言及したところ、気心の知れたH教授(当時筑波大)から、「ゴジラのような映画とは違う」と云われた。 つまり、ゴジラやモスラの誕生が「突然変異」にあったので、そんなものはわかりっこない、という主旨。

まぁ、いい加減でも、ヒューリスティックなアルゴリズムでは許されるが、現実の「病気の世界」ではそうはいかない。 医学研究の方々には、より一層の奮起を期待したい。

投稿者 tadashi : 2005年11月28日 07:46

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