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2006年06月06日

越後屋

昔の職業のオーダー(順序)では、「商」は順序は一番下ながら、「越後屋」のように実際は一番儲けていた。 「農」は汗水たらして働く割には実入りは少ないし、「工」もちょぼちょぼ。 つまり、このオーダーの士を除く「農工商」は、労働量のオーダーであるが、儲けの順序は逆であることを意味する。

最近のIT社会をこれに当てはめたら、トレーダーは「商」に相当するから、やはり「労働量最小」なのに「儲けは最大」ということになる。 まぁ、世の中の仕組みはいつも変わらない。

したたかのは「士」。 つまり、役人は別枠という位置づけにある。 ランキングのトップにあり、実入りもそこそこ。 

もっと実入りを大きくしたいがために、欲を出して官僚(士)から越後屋(商)へ転向したのが村上さん。 儲かってしかたなかったのに捕まってしまった。 「士」のままでも十分すぎるくらいの財産があったようなのに。


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広島市内、松本無線のある通りを南に行くと大きな道(千田町方面往き)の手前の角に、少し古ぼけた「越後屋」という看板がある。 角のタバコ屋風の建物で小商いをしているみたいだけど、見かけどおりの零細商人なのか、じつは郊外に大邸宅をもつ「越後屋」なのかは知らない。

投稿者 tadashi : 2006年06月06日 02:58

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