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2006年11月23日
ドナウエシンゲン
南ドイツのフライブルグは、エコを実践している先駆的な街として、各国から見学者が絶えない。 このフライブルグから、(バーゼルへ行くアウトバーンではなく)山道をスイス国境近くの街コンスタンツ方向へ走って行くと、途中に「ドナウエシンゲン」という小さな街がある。
ドイツを流れる大きな川としては、この近くのボーデン湖から流れる「ライン川」が有名で、アウトバーン5号線沿いにずっと大西洋方向、つまり西にオランダまで流れている。
ところが、このドナウエシンゲンの街にはドナウ川の源流があり、ライン川とは反対にオーストリア、チェコ、・・・・ と東へ流れて行く。 ドナウ川にはロマンチックな響きがあるが、湖からでなく、小さな泉からチョロチョロ出た小川が段々大きくなる川なのである。
このドナウエシンゲンは、山形の上山市(地方競馬で知られる)と姉妹都市を結んでいて、また、ドナウの源流には斉藤茂吉の歌碑がある(らしい)。 以前、夏の暑い日に源流の泉を見に行ったことがあるが、その時はこの歌碑のことは知らず、見ていない。
昨日の新聞に、茂吉の長男で北杜夫のお兄さんである「斉藤茂太が90歳で亡くなった」いう記事があった。 それでドナウエシンゲン(ドナウエッシンゲンとも書く)を思い出した次第。
投稿者 tadashi : 2006年11月23日 00:33