« フィンランド余話 | メイン | やっと買えたパンやさん »
2006年12月15日
カリキュラム構成への発想転換
大学の学科ではカリキュラムが専門ごとに決められているが、そのカリキュラムには「必修」と「選択」の2つがある。 その中で問題なのは「必修」。 教育理念に基づいて、この学科を卒業するには必ず履修しなければいけない、というのが「必修科目」である。
人間形成を目的に教育を理念化したとき、この考え方には疑問の余地はない。 ところが、職業人の養成を理念としたとき、どうも今までどおりの考え方では不都合である。 これまであまり問題にならなかったのは、多数の学生さんにも理解があったのだろう。
しかし、昨今、こういう考え方の理解できない学生さんが増えてきている。 大学も考え直す時期にきたようで、そのためカリキュラム自体を見直す必要がある。 そのとき重要なのは「カリキュラム構成への発想転換」。
教員にも「発想の転換」が必要。 この「発想の転換」への理解が得られるかどうか、がキーポイントである。
投稿者 tadashi : 2006年12月15日 04:57