2007年01月13日
不快感程度なのか?
感性をあらわす悪い表現としては、「嫌悪感」と「不快感」が代表的だろう。 嫌悪は「忌み嫌う」わけだから、かなり嫌う程度が強いから、「嫌悪」の使用には躊躇することも多い。 一方、不快は「快ではない」という表現だから、使いやすい。 {XXに不快感」などというニュースの見出しもよく見る。 「気持ち」の表現としては納得できるが、攻撃性には欠ける。
日本も60年代、70年代は「安保」という問題を抱えていたし、若者のエネルギーの発散対象としても、格好の攻撃対象でもあった。 嫌悪感を通り越して、攻撃(バトル)であった。
一方、中国はじめ東南アジアでは、若者のエネルギーの発散があり、嫌悪感どころか「攻撃」になることが多い。 もっとも、その攻撃対象が日本になることが多いが。
今の日本は、成熟社会といえば聞こえはいいが、エネルギーを感じさせない社会になっている。
若者が「陽に怒りを表現しない社会」なのである。 やがて不快感が嫌悪感を通り越して、再び「攻撃」に変わる時代が来るのだろうか。
投稿者 tadashi : 2007年01月13日 04:01