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2009年06月12日

決別?

夏のヨーロッパの定番にしている国際会議は
 ドイツ(バーデンバーデン):Prof Lasker
 ベルギー(リエージュ):Prof Dubois
の2つで、いずれも2人のボス支配型(?)の会議である。

いずれの国際会議にも誕生のいきさつはある。 もともとはベルギーのDuboisさんから、1995年にナミュールでのサイバネティクス国際会議に誘われたところから始まる。 ナミュールは小さい街だけど、ベルギーのナミュール県の中心都市で、ナミュール大学にサイバネティクス学会の本部がある。 この学会自身いまも存在するかどうかは知らないが、1995年にDuboisさんが1つのセッションを担当したのである。

ところが、Duboisさんからその同じ年に「ニューラルネットのシンポジューム」をバーデンバデン(ドイツ)の国際会議で開催するので、関係者は参加して欲しい旨の要請があった。 これが、バーデンバーデンに行き始めた理由である。
このバーデンバーデンはまったくのバス支配型の国際会議で、ボスLaskerさんの下にシンポジュームを開催する子ボスがあつまった集合体である。 だから、ちゃんこ鍋みたいな「ごった煮の国際会議」であり、Duboisさんは子ボスになって、会議に貢献したのである。

その2年後の1997年に、Duboisさんは今のCASYS(コンピューティング予測国際会議)を立ち上げた。 
このあとも2年くらいはDuboisさんもバーデンバーデンにも子ボスとして参加してたが、そのうち居なくなり、私は直接Laskerさんと接触するようになった。 

私のように、この2つの国際会議に参加する共通メンバーはわずかになってしまったが、Duboisさんは2つの学会の日程が重ならないように配慮していた。 少なくとも前回まではそうであったし、今年も始めの予定では1週間ずらして両方に参加できるようにしていた。

ところが、Duboisさんはこの春になって急遽予定を変更し、どちらも8月の第1週になってしまった。
とうとう「決別の時」という判断をしたのかも知れない。

投稿者 tadashi : 2009年06月12日 07:29

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