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2010年11月16日

日和見主義

APEC終了のタイミングをみての、検察の海上保安官への決定は日和見的である。 もとはと云えば、管政権そのものが日和見政権。 しかし、これは去年の総選挙で民主党を選んだ国民のせいでもある。 こういう日和見は小国の特徴である。

経済大国とおだてられたころから、「日本は大国」という勘違いが始まった。 ところが「失われた10年」という90年代からおかしくなり、2000年になってもその衰退は続いている。 これは「このまま続く」とみるのが妥当。 日本は小国ではないにしても、「大国ではない」という認識をしないといけない。

1970年代の話であるが、ハンガリー、ルーマニア、チェコなど東欧の人と話をしていると、「日和見主義はやむを得ない」という。 当時のソ連邦はアメリカと対等に張り合ってたし、東欧諸国はソ連邦の支配下にあったから、当然かも知れない。 しかし、日和見な現実を「日和見でない」という管政権はおかしい。

「解散・総選挙」が適当だけど、現状では期待薄。

投稿者 tadashi : 2010年11月16日 07:55

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