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2011年07月14日

日本ではパリ祭 〜今日はフランスでは革命記念日〜

革命の基本は「王政から共和政」への移行である。 典型的な例はフランスで、1789年の7月14日、政治犯の収容されたバスチーユの監獄襲撃から始まった。 パリのメトロ1号線のバスチーユ駅の壁画にも、この襲撃の様子が描かれている。 革命200周年のあった1979年7月14日のパリは賑やかだった。 この前後数日間パリに居たが、カルチエラタンの道路は解放区、つまり、人が道路を埋め尽くしていた。 

日本には「維新」はあるが、「革命」はない。 ヨーロッパでいえば、大陸の中心には「革命」があるが、周辺のオランダ、ベルギーにはないし、イギリスにもない。 その点、日本はイギリスに似ている。 名誉革命というのがイギリスにあるが、ホントの革命ではない。 日本の明治維新は、幕府vs藩連合(薩長土肥)の内戦であり、革命ではない。

フランス革命も、日本に来ると「パリ祭」という「シャンソンのお祭り」になってしまう。 シャンソンはフランスでは「唄」という意味だから、「日本の唄祭り」では、フランスのシャンソンもほんのちょっとだけになる。 そういう時代遅れのコンサートに行くのは年寄りだけだろう。

いずれにせよ、日本は「お目出度い国」なのである。

投稿者 tadashi : 2011年07月14日 02:45

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