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2011年07月26日
政治と経済 〜ノルウェイの事件〜
経済の状態がよければ、政治はヘボなことをやっててもなんとか許容される。 現在景気がいいのは中国、インドぐらい。 しかし、中国もバブルがはじけると、どうなるかわからない。 世界不況はイヤだし、世界恐慌にでもなると、第三次世界大戦の臭いもしてくる。 あと2,3年がヤマだろう。
「2014年危機」という仮説を、だいぶ前から唱えている。 「なぜ2014年か?」というと、第一次世界大戦の100年後という節目だから。 もっとも、第一次大戦の終了1918年と第二次大戦(ヨーロッパでは1939〜)の間はわずか20年ほどしかない。 こんな調子では1965年ごろまた大戦の可能性もあり、2つの大戦はどちらもヨーロッパが発祥になっている。 人間もまるっきりバカではないので、ヨーロッパ連合EUが出来、その後はなんとか火の粉は抑えられている。
ところが移民問題はくすぶっていて、ドイツではネオナチなどの動きもある。 移民排斥の動きは、不景気になると表面化してくる。 今回のノルウェイの事件では、「まさかノルウェイで」と思うのが率直なところだが、この連鎖反応を恐れる。 ドイツ、フランス、オランダあたりで起こる可能性もある。
いまこそ、EUとしての結束が問われるところである。
投稿者 tadashi : 2011年07月26日 06:52