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2011年08月10日
不思議なようだけど「当然」だろう
デフォルト回避後、格付け会社とやらがアメリカ国債のランクを1つ下げた。 3つの格付け会社の2つはそのままで、1つが下げただけなのに、株売りのトリガーになってしまった。 世界同時株安である。 ここまでは成り行きだけど、日本経済も青息吐息なのに、「円高になるのは不思議な動き」のように見える。 アメリカのダメの数が2に対し、日本はダメの数が1というところか。 マイナスどおしの比較をしてるのは、セリーグの3位以下の争いと似ている。
日本の経営者が「円高ではもう日本では生産できない」といって、海外に生産拠点を移す傾向は加速される。 日本にとっては大変困る話だけれど、投資家にとっては、そんなことはどうでもいい。 彼らは儲かればいいのである。 「日本企業の収益は保てる」と読んでくれているのだろう。 ドルより円がマシな理由か。 しかし、海外に生産拠点が移ると、国内の失業者は増える。
国内の失業率が増加すると、イギリスのような暴動も起こりうる。 この先の日本がどうなるか、という懸念が残る。
投稿者 tadashi : 2011年08月10日 06:46