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2011年08月11日

不愉快の核心 〜菅は辞めても責任追及されるべき〜

これまで、一般に報道される「不愉快なこと」でなく、個人的に「不愉快なこと」を書くようにしてきた。 「天の邪鬼」をウリにしているので、一般と重なるのはイヤなのである。 しかし、3.11以降は、どうも「個人的に不愉快なこと」と「一般的に不愉快なこと」が重なるようになってきた。

それは「菅嫌い」として集約される。 もちろん、「菅好き」の人はそれでけっこうだけど、2年前の選挙の直前で「民主党は危ない」と気づいたので、その流れには乗らなかった。 主張として、一番気にいったのは「みんなの党」であり、それは今も変わらない。 このへんの地方区には「みんなの党」はいないので、民主党以外の人にせざるを得ない。

民主党政権の1年目は、沖縄の人は怒っているけど、まだ「お笑い」の多い鳩政権。 しかし、菅になってからは、「怒り」ばかりを感じるようになった。 ミスをミスと云わず正当化したり、8.6の広島では「人気取り」的発言をしたり。 湯埼知事も会見で「首相の発言はおかしい」と云っている。 ローカルTVのみの放映で全国ニュースになっていないが、まったくそのとおり。

3.11直後の対応についての客観的な見方は、海外のほうが正確。 一番問題にしてる点であり、菅が辞めたら「失敗は強く追及されるべき」であろう。 エジプトのムバラクとまではいかなくても、「道義的責任」を強く感じてもらう必要がある、と思う。

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2011.7.9に書いた「菅の不手際」と同じことが、9日のニューヨーク・タイムズに書かれている。

asahi.com(2011.8.10)

東京電力福島第一原発の事故をめぐり、米ニューヨーク・タイムズ紙は9日付紙面で、日本政府が緊急時迅速放射能影響予測(SPEEDI)のデータを事故直後に公表することを怠ったために、福島県浪江町など原発周辺自治体の住民らが被曝(ひばく)している可能性が高いと伝えた。

 長文の記事は、菅政権との対立で4月に内閣官房参与を辞任した小佐古敏荘・東大大学院教授が、事故直後にSPEEDIのデータ公表を政府に進言したが、避難コストがかさむことを恐れた政府が公表を避けたと指摘。「原発事故の規模や健康被害のリスクを過小評価しようとする政府に対し、社会の怒りが増大している」と論評した。

 そのほか、原子炉のメルトダウンを裏付けるデータ公表の遅れや、校庭での放射性物質の基準値をめぐるぶれなども問題視した。(ニューヨーク=田中光)
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投稿者 tadashi : 2011年08月11日 05:59

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