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2011年09月08日
亜麻色の髪の乙女 〜CMで流れる曲〜
2週間くらいまえから、ダイハツのエコカーのCMで流れている曲。 画面を見てなくても、こういうメロディは気になる。 ドビュッシー作曲で、正確には「亜麻色の髪の乙女〜前奏曲集第1巻より〜」で短い曲。 しかも、そのイントロでピアノの単音の部分だけだから、知らない人は気にもならないだろう。 同じドビュッシーでも、「月の光」はよく使われるから、今回は少し趣を変えてみたのだと思う。
60年代のグループサウンズ全盛時代に「すぎやまこういち」さんが、ドビュッシーと同名の曲を書いて、ヴィレッジシンガースのヒット曲になった。 そして、90年代の終わりころに広島県出身の「島谷ひとみ」がこれをカバーした。 今の大学生も子供のころには聴いてると思う。
ドビュッシーのオリジナルとJ-POPの「亜麻色の髪の乙女」を聴き比べてみればいい。 イントロのメロディが少し似ているだけで、サビは完全にオリジナルである。 J-POPの場合、ヒントはドビュッシーにあるとしても、全然別の曲と云ってもいい。 乾杯(長淵剛)とVillage(シルビーバルタン)はそっくりだけど別名。 すぎやまさんの場合、ドビュッシーの曲名をあえてつけたのは別の意図だろう。
過去の曲から連想を得ているヒット曲も多い。 オリジナリティを詮索すると、いろいろ問題が出てくるのも事実である。
投稿者 tadashi : 2011年09月08日 01:39