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2011年10月15日
トニー・ベネット 〜霧のサンフランシスコ〜
トニー・ベネット(Tony Bennett)は85歳だけど、数日前にCNNで元気に対談している姿を見た。 I Left My Heart in San Francisco、邦題「霧のサンフランシスコ」で知られているが、フランク・シナトラ風のジャズ歌手である。 アメリカでは、シナトラの My Way とベネットの I Left My Heart in San Francisco がカラオケの定番、ただし若者でなく年寄りの定番である。 I Left My Heart in San Francisco の曲自体は50年代につくられていたが、60年代にトニー・ベネットが歌ってヒットした。 しかし、日本で「霧のサンフランシスコ」として流行ったのは70年代に入ってからである。 トニー・ベネットは今でも唄っているから尊敬に値する。
1967年に「花のサンフランシスコ」」(スコット・マッケンジー)がアメリカでヒットすると同時に、日本でもそれなりに流行った。 この背景には、サンフランシスコ発の「ヒッピー」がアメリカで流行したことがあり、ヒッピーの歌とも云われた。 I'm going to San Francisco・・・で始まるシンプルなメロディ。 じつは、アマチュアバンドで持ち歌にしていたのである。 「霧のサンフランシスコ」はこのあと広島に来てから知った。
トニー・ベネットはイタリア系アメリカ人で、フランク・シナトラ同様、マフィアとの関係を指摘されている。 今の日本では、紳助みたいにアウトになってしまいそうである。
投稿者 tadashi : 2011年10月15日 05:04