北羽歴史研究会 会報  NO.17   200.(H1)月1日

平成18年(2006) 戌      

新年あけましておめでとうございます

会員各位の健康と研鑽を祈ります 

   ちいさな疑問から大きな発見を             会長 鷲谷豊

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  第19回定例総会を開催します 参加下さい

1月29日(日)13:1013:50  大館市中央公民館 第2研修室

  議題1、平成17年度事業報告、決算報告、会計監査報告

    2、平成18年度事業計画案、予算案、その他

:当日、年会費3000円を申しうけますので納入ください。

  (欠席者は別途郵便振替の納入です。2年滞納の場合は退会扱いとなりますので留意下さい)

 ・総会記念講演を開催します   上記同会場、総会終了後〜15:00、

  テーマ 「維新秋田藩の4大事件の考察」……… 担当 鷲谷豊

      贋金事件・志賀為吉殺害事件・八坂丸事件・初岡敬治事件

 ・懇親会も催します  2階、第5研修室(和室) 講演終了後〜16:30 

 新年乾杯・会員交流の懇親会を行います。 会費1000円で当日集金します。

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催事    県公文書館歴史講座 2月2日(木)、13:30〜15:00

情報  テーマ「安藤昌益、秋田へ帰る講師柴田次男氏。……往復葉書で申込ください

       県立博物館・冬博おもしろゼミ …… 電話.FAX.葉書.Eメールなどで申込みください

2月12日(日)10:00—15:00「お宅の古文書読みます、ご持参下さい」但し掛軸短冊は不可

 2月26日(日)13:00—14:00 「絵画資料に見る羽州街道」

       北羽歴研2月予定は、2月22日(水)に通例学習会となる見込みです。

   希望テーマがある方は申し出ください。

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 ■12月15日の史話懇談会から

会長挨拶…… 平成17年度を振り返りながら、また積み残した課題や事柄を思い出し懇談する

こととしたい。またこれからの新しい課題を、皆さんでさぐっていくこととしたい。さらに皆さ

んが今まで旅先で出会った各地での知見などもご披露頂きながらの懇談となるようお願いします。  

 

○ 丸屋悧 @先の研究発表資料「友子制度・互助救済・可児鉄次郎」の一部訂正追加の替頁を

配布し説明。A『義経伝説をつくった男』を読んでの小発表(資料1枚)。義経ジンギスカン

説を唱えた気骨の人・小谷部全一郎傳、著者は土井全二郎、光人社平成17年刊。小谷部全

一郎は慶応3年12月23日久保田城下上肴町生まれとなっているのだが、生年月日が4通り

あるのが話題の一端でもあった。これは狩野亨吉の生年違いの話と一脈あっての紹介であっ

た。『義経伝説をつくった男』は高松毅氏からの借本とか。

 

○ 工藤侃 我が家の日本刀と小観音像(資料1枚)。@先祖伝来の日本刀一振りがあったが、

終戦直後刀剣類届けの通達があり、母が正直に警察に届け出たためそれきり無くなってしまい残念。

十二所の刀工佐藤忠秀の作なのでないかと推測しています。A小観音像は戦前亡父が知人より

贈られたもので、高村光雲の作名がある.光雲が高村光太郎の父で著名な彫刻家であった。

小観音像は高9mm巾35mm厚10mm。我家宝としています。 

註、佐藤忠秀作の脇差(市指定文化財浜松貞人氏所蔵)は、時折公開されています

 

○ 高松毅 ・岩手県安代町からの十二所大館への見学者を案内した。一行8名のなかに羽沢さ

んという方がおり、先祖は九戸の乱で秋田に逃れてきて後また南部に戻ったとの話であった。

扇田の羽沢氏を尋ねてきたこともあるとの事。一行は乗用車2台で十二所から扇田神明社、

青柳外記碑、桂城公園、桜櫓舘、郷土博物館などを見学した。

 

渡辺勇 「武士リストラで経済発展」の新聞コラム記事の紹介と暦と行事など.

:武士リストラとは、明治維新の秩禄処分の事。廃藩置県で明治政府の財政規模は5千万円、

その三分の一は武士に支給する家禄だった。全国禄制を整理、現米の支給は金禄へ、

次には公債証書を発行して禄制は廃止へとすすめられた。(資料1枚)

 

西島実 ・南部藩江帾五郎(悟楼)と大館の江帾晩香との関係についてはいかが?

・出身が大館なので戊辰戦争前に五郎が大館へ偵察に来ていて見つかったとの逸話あり云々(丸屋)

:関係系図は「江帾澹園とその一族」H11.5.11当会学習会資料(丸屋稿)に記載あり。 

 

秋田歴研協 会誌第30号を出席全員に配布、その中からの話題摘出、参考資料付加、

@水神社の話、湯沢市岩崎の裸参り、岩崎城跡公園、戊辰戦の話など。(資料1枚) 

A10周年第11回大会の講演、秋田叢書をつくった人達、新秋叢書一覧。(資料1枚)

B出版紹介催事情報などをよむ。北羽歴研はよく紹介されています、等々。 

以上終了 :配布の秋田歴研協会誌は新会員勧誘に活用ください、との趣旨です。よろしく。

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■ 蛇足

去る12月の記録的な大雪には参った。歴史的と言えようか。新しい年に北羽歴研にも新しい活力の必

要が痛感させられます。また分散ではなく結集が求められています。ご協力を宜しくお願いします。Wa

 

 

 

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