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                           発責 大館市東台6-5-83 鷲谷豊   

  北羽歴史研究会 会報  NO.191  2007(H19)年7月1日

 

 ■  7月・古文書学習会を開催します

今年度第2回目の古文書学習会です。ご参加ください。

        記

日時  7月12日(木)、13時10分から 15時 --まで

  ・場所  大館市中央公民館

     解読演習テキストのテーマは、 

 「御境目絵図・森吉嶽の一件」   

    内容…享保年間の出羽一国絵図に描かれた森吉嶽をめぐって……

               資料は大葛・山口家文書より

   ・講師・千葉克一氏

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      6月研究発表会、「八森の吉太郎漂流紀」川尻茂行   (項目紹介)

1、吉太郎の聞書 1)吉太郎の係累 2)徳永丸の乗組員 2、出帆遭難漂流漂着 

1)漂流中の出来事 2)近世漂流記録一覧 3)海難の遭遇月 4)漂着地別件数、漂流月数

 5)吉太郎の漂流と帰国の行程 3、帰国への道筋 1)漂流始末口書と穿儀口上書写の

違い 2)標流始末口書による経路   4、異国での生活と風俗 1)澳州での生活 

2)広東での生活 5、帰国、長崎での取調べ 1)帰国への船旅 2)長崎奉行所での取

調べ 3)長崎奉行所での取扱い  4)『通航一覧』の記事より 5)万次郎の自殺事件 

6)吉太郎等への判決 6、帰郷そして失踪 1)吉太郎の帰郷までの経過 2)吉太郎失踪

後の経過 3)吉太郎人相書 4)幕府への最終報告書 7、参考資料。以上。B4版13枚。

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       催事情報  秋田県公文書館  1、歴史講座 7月27日()13:3015:00

              テーマ・関ケ原合戦と秋田の変動   講師・加藤民夫

2、古文書解読・専修講座、 7月24日(火) 10:00〜15:00  

    @秋田藩家蔵文書、義宣から小場源左衛門宛書状を読む・・・ 講師・越中正一

  A江戸のベストセラーを読もう ・・・・・・・ 講師・畑中康博

 3、古文書解説・基礎講座第1期3回、7月7日・7月21日・8月4日。

       北羽歴研下期予定 6月17日幹事会で決定しました。予定メモをよろしく。

821()通例学習会 96()44回実地研修会 

1018()古文書学習会 1118()49回研究発表会 

1215()史話懇談会。以上。

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       常陸太田市から佐竹氏史跡探訪会くる 

常陸太田市からの佐竹史跡探訪会は、太田市のまちかど案内人会員16名。6月1日に県南の湯沢

と六郷へ、6月2日に大館入り一巡の後、檜山を経て秋田市へ、6月3日秋田市内探訪してから

帰途の行程でした。大館入り6月2日自動車道十和田ic経由、10時半に十二所入りより鷲谷が

バスに同乗案内、昼食は大館駅前花善で懇談の要望有り、当会役員より鷲谷・丸屋・高松・志賀

が参加し対応、午後の案内には四名が同道しました。大館市での探訪コースは、十二所の城下、

武家屋敷跡、長興寺・・・大滝・扇田経由・・錦神社・・二井田(当初の佐竹武士団駐屯場所)・・大館

へ・・一心院・・部垂町・・大館八幡神社・・・長根山展望台へ。・・花善で昼食懇談会。当方では練屋の

バナナ最中を提供。午後は、いとくSCで大館御土産の買い物に始まり・・大館城跡・桂城公園・・・

遍照院・・・部垂八幡社・・松下村塾・・蓮荘寺・・・宗福寺・・・と探訪してもらいました。太田から移転

してきた由緒の蓮荘寺では、本堂で住職から由来の説明をうけ関係を確認しました。また宗福寺

では大館城代西家歴代墓地に線香を供え参詣し、本堂前で一同記念の写真を撮り、予定時間を5

分ずれて午後3時35分、宗福寺前から檜山城跡にむけて大館出発となった次第でした。

       常陸太田市からの佐竹氏史跡探訪会の皆さんと当方四名、於宗福寺

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6月2日、秋田歴研協フオーラム 於秋田市 

「基調報告、イサベラ・バードの足跡とその顕彰について、梅津保一氏・山形」、

ほか「諸報告3」でした。当会役員からは柴田副会長、田中實幹事が参加しました。

上記常陸太田市からの来訪もあり、特任でお願いしました。

イサベラ・バードの各地の来訪記念碑のことなど、関心を必要とする課題でもありました。

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5月22日、矢立峠歴史の道へ、つくば市にある国立環境研究所の工学博士で主席研

究員という方、青木陽二氏が来訪しました。イサベラ・バード旅行記での環境記述につ

いて調べているという。矢立峠についてはスイスのブルーニッヒ峠と似ており、ロッキ

ー山脈の中のいくつかの峠とも似ているなどと書いているが、スイスの峠は視察してき

たという。大館郷土博物館からまわされての要請依頼で、イサベラ・バード道(明治新

道)・古街道・秋田杉保存林など見分の案内をした。当方が立てたイサベラ・バード記

念標が唯一の面目で残念。ただ写真をとれる材料があって良かったと慰められる。バー

ド道の津軽側など欧州人にPRすれば好まれそうな風景で多くの来訪者もきっとある

だろうと言う。だが津軽側の道整備はまだ充分でないのが残念。秋田側の赤湯沢橋跡も

簡易な橋でも渡してあれば良いのだが、現在は沢の下り上りで残念次第。

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矢立峠歴史の道整備   例年の如く5月4日全コース点検・倒木処理に出動

古街道峯道の大杉木が倒れ道を塞ぐ。これは前夜の雷か突風によるもの。太い枝を何

本も伐採し通抜け可能に処理す。タイミングのよい出動日だった。5月6日明治新道

青森側の倒木処理とぬかるみ対策。続いて5月10日出動、まだ不十分だがツルハシ・

トガの振り過ぎで腰痛となり、5月22日は青木氏来訪で出動したが、重作業はしば

らく断念。繁茂見合いでようやく6月27日出動、イサベラバードの明治新道と矢立

杉株広場などの刈払いを実施しました。  Wa

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