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絵を描いてわかったことにも記載しましたように、『青衣の女』を『窓辺で手紙を読む女』の部屋に、つれていくという感じで描いてみました。手紙を途中まで読んだらどんな状態になるだろう、カーテンをどんな色にするかなど、色々頭を悩ましましたが、一番辛かったのは、ベット?をどうするか?、ということでした。『青衣の女』が妊婦なら、姦淫を意味する大皿の果物(リンゴやモモ)は必要ないし、かなり細かい模様を描ききれる自信はありませんでした。しかし、描く練習と思って、そのまま『窓辺で手紙を読む女』のものに近づけて、描くことにしました。そのことによりわかったことがあります。
1)タズベリーの赤色が出せなかったこと(赤色は3色くらい持っているのですが、混ぜたりしても、同じ赤は出せませんでした。カーテンの色は、わざと変えたのですが、タズベリーの赤色は、同じにしようとしてもできませんでした。)。
2)イスの手前の暗い部分は、タズベリーでした(眠る女では、デカンダの前にフラスコのようにある暗いものと同じく、奥のイスの向かって右手前の暗い部分が、最初何かわかりませんでした。プラド美術館で観た時は、意識さえしませんでした。ところが描こうと、本を目をこらして見ていくと、これは明らかに奥のタズベリーであることがわかりました。フェルメールは、忠実に奥に暗く見えるタズベリーの塊を描き、その影も描いているのです。これは、発見できてとても嬉しかったです。)。
3)下に全て描いてから影・色をつける(タズベリーや果物を描いてわかったのですが、スムーズに描くには、下にしっかりと絵を描いて、その上から影を描いたり、色をつけないと、上手く描けません。しかし、本当に上手く描けたと思えるのは、11〜12ある果物のうち、籠の中の向かって右のモモだけでした。)。
先生に見せた時、どのように評価してくれるか、期待と不安が入り混じります。
如何でしょうか?ご意見・感想聞かせて頂けると有難いです。
次は、『少女の頭部』を描いてみようかと思います。
(2003年5月13日作成)