「デルフトの小道」のひとつのポイントは、この空だとと思います。「デルフトの眺望」のような鮮やかな空ではありませんが、Cloudyという言葉がピッタリの空だ。空より雲の方が目立つ、雲の中に空が見えているみたいだ。
「オランダの空は、こういうのが多いいのだろうか?」と私は疑問を感じた。私が見る日本の空は、ほぼ空の中に雲は浮かぶことが多い。そして、雲が沢山になって来たら、どんよりとした灰色の雲で、雨を運んでくることが多い。京都などは、突然雨雲が出現して来て、夜のように暗くなり、バアっと雨を降らせてしまう。
しかし、この雲は雨を運ぶ雲のように見えない。夏に行った時、空を向いて徘徊して見ようと思う。
マウスポインタを写真の上に載せてみてください。
普通に観られます。
この空のことをコメントしたものは、少ないみたいです。私の手もとにある書物では、一言「わきあがる積雲」(⇒VERMEER・デルフトの眺望・16ページ)と記載されていました。これは、良い言葉と思います。
私は、空が好きです。カラっとしたコバルトブルーの空も良いが、「小道」のこういう空も趣があると思います。
田舎の空を紹介しておきます。尾道の近くの甲山のカモミール畑の空です。奇麗だと思いませんか?ちなみに、下でカモミールを一生懸命摘んでいるのは、娘です。