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フェルメールは、自分の故郷デルフトの風景を、2作品描いている。それは、「デルフトの小道」・「デルフトの眺望」です。
デルフトの小道 | デルフトの眺望 |
私は、最初にこのふたつの風景画を観た時、「デルフトに行けば、こんな奇麗な風景を観れるかもしれない。」と、心踊らせ、旅のシュケジュールにも、しっかりデルフトを組み込みました。
ところが、デルフトの小道は、フェルメールが色んな建築の要素を組み合わせて想像上の光景を描いたものらしいのです(⇒フェルメール・デルフトの小道・46ページ)。(○o●;)です。普通こんなに見事に合わされます。信じられません。見事にだまされました。
デルフトの眺望も、「どこから観れば、これに近い眺望が観れるのだろう?きっと、高い山があるに違いなく、展望台もあるだろう。」と考えました。しかし、これもヘルメールが生きた当時から現存する風景ではなかったのです。建物はもっと高く、密集していたらしいのです(フェルメール・デルフトの眺望・62ページ)。バランスを取るために、フェルメールは、構図を変えたのです。
私には、真実が描かれているように思えました。ところが、フェルメールが作りあげた風景画なのです。