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このルーペンスの自画像は、美術愛好家であったイギリスのチャールズT世の求めの応じて描いたものです。このころには、ルーペンスは画家としてでなく、外交官としても活躍しています。
この絵も右の顔を前にした自画像です。目つきは鋭く、顔つきもりりしいです。少し怖い感じがします。帽子も黒、衣服も黒です。男らしいといえば、それまでですが・・・、あまり好きでないです。この画家は、黒色の使い方が上手いと思います。
この絵は、ウィンザー宮王室コレクションにあります。大きさは、縦86.0cm×62.5cmで、1625年頃に、キャンバスと板に描かれてます。
自画像 |
自画像というのは、不思議なものと思います。自分で、自分を描くということは、その時の自分の精神状態までも描くのではないでしょうか?
次のページでは、ルーペンスの最初の妻『イサベラ』とルーペンスの二ショットの絵にふれて、ルーペンスを終わりにしたいと思います。この絵は、私のお気に入りの絵です。
(2002年9月20日作成)